世界規模で見ても中国スマホゲームは幅を利かせている。’19年4～6月の中国スマホゲーム市場の売り上げ規模は、約3039億円を記録。中国スマホゲームの上位30社のパブリッシャーだけで、全世界総売り上げの27％のシェアを獲得している。 　中国最大手テンセントは、ゲームパブリッシャー世界収益ランキングで3年連続トップに君臨。さらに、同国のネットイースも2位をキープした。テンセントの『PUBG Mobile』とネットイースの『荒野行動』は、若者を中心に、どちらも日本でも高い人気を誇る有名なタイトルで、’19年7月の中国産ゲームの海外売り上げの1位、2位を記録している。今後もこの2社を中心に、日本、ひいては世界に通じるタイトルをリリースしていくことだろう。 　なお、今中国で最も売り上げを上げているタイトルはテンセントの『王者荣耀』。ピーク時の月商は450億円とも言われ、ほかのタイトルよりも頭一つ抜けている。