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ラグビー日本代表「ベスト4」へのハードルは?この強さは奇跡じゃない

ベスト4進出に高いハードルも

 気になるのは、ラグビー日本代表のこの先だ。何せ、世界2位を撃破したのだから、上には1位のニュージーランドしかいない。おのずと、「優勝」の二文字がちらついてくる。 「10月5日の3戦目の相手、サモアは中4日で、日本は中6日の試合。勢いに乗らせたら怖い相手ですが、集中力や規律をやや欠く部分があるうえに、日本が日程的に有利。勝機は十分で、初戦のロシア戦同様、4トライ以上でのボーナスポイントも期待できると思います。ただし、4年前のW杯で日本は3勝(1敗)しながら一次リーグで敗退しているだけに、今回も4戦目のスコットランド戦の結果次第では何が起きるかわかりません。  そして、一次リーグを突破しても高い壁がある。仮に1位通過なら準々決勝で当たるのはおそらく南ア。前回のリベンジに燃えているのは、W杯直前のテストマッチで日本を大差で破ったことからも明らか。一方、2位通過なら世界ランク1位のニュージーランドと激突する可能性が濃厚です。アイルランド以上に強力なチームなだけにベスト4進出は相当ハードルが高いでしょう」(栗原氏) ラグビー日本代表 少々厳しい見立てだが……生島氏は期待を込めて「もはや倒せないチームはなくなった」と話す。 「4年前、南アに勝利しながらスコットランドに敗れた経験もあって、日本代表に気の緩みはないでしょう。一方で初のアジア開催とあって、日本以外の参加国は高い気温と湿度に悩まされている節が見られます。スクラムなどの突進力が武器のアイルランドを完全に止めてみせたことを考えれば、オールブラックス(ニュージーランド代表)とも正面から戦える可能性は十分あります」  さらなる奇跡は起こるか? 桜の戦士たちの戦いを注視せよ! <取材・文/週刊SPA!編集部 写真/AP/アフロ> ※週刊SPA!10月1日発売号より
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週刊SPA!10/8 号(10/1発売)

表紙の人/ 木村拓哉

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