漫画家しりあがり寿さんが作った驚きの社名とは

世の中には「えっ、それって会社名?」と思わず目を疑ったり、妙な誤解を受けそうな怪しい響きの社名が結構ある。それなりに考えて命名しただろうに、なぜそんな名前に!? そんな気になる名前の会社に、社名の由来と、その名前ゆえのエピソードを聞いてみた!

究極の珍社名!?

 [さるやまハゲの助]誕生秘話をしりあがり寿さんが語る!

 ’94年に会社を辞めて漫画家専業になって、じゃあ自分の会社を作ろうと書類は整えたんですけど、1年ぐらい名前で迷っちゃって。なんかやっぱりカッコいい名前つけようと思って、いろいろ考えたんですよ。もうあんまり覚えてないけど、「風」とかそんなの(笑)。なんか漢字1文字にしたかったんです。でも、どうもスナックみたいになっちゃってねー(笑)。

 そうやってグズグズしてたら、ウチの奥さん(漫画家の西家ヒバリさん)が業を煮やして、「ギャグ漫画家なんだから、もうコレでいいでしょ!」って出してきたのが「さるやまハゲの助」。それで目が覚めたましたね、何をカッコいい名前にこだわってたんだろうと。

 この名前で困ったことは特にないけど、領収書もらうときは恥ずかしいですね。だいたい聞き返されるんですよ。レジ込んでるときとか、そういうの嫌じゃないですか。しかも、何度か言ってわかったと思ったら「はるやま」とか「かげやま」とか、ありそうな名前に勝手に変えて書かれるんですよね。

 あと、前に税務調査が入ったときに理由を聞いたら「名前が面白かったから」って言われて「えーっ!?」て思ったけど。でも、こういう名前だと、小さな申告漏れとかあっても許してくれそうじゃないですか。「さる」で「ハゲ」じゃしょうがないなって(笑)。

【しりあがり寿さん】
’58年、静岡県生まれ。会社員兼漫画家を経て専業漫画家に。朝日新聞夕刊で『地球防衛家のヒトビト』連載。1月には「新春さるやまハゲの助ロックフェスティバル」も開催した


取材・文/石島律子 漆原直行 昌谷大介

― (珍)社名の謎を追う!【6】 ―




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