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快進撃を続けるアイドルグループBiSHを直撃。『アメトーーク!』では単独特集も

 新グループが乱立して覇権を争った“アイドル戦国時代”は終わったなどともいわれるが、そんなのは冷めた大人たちの言葉に過ぎないのかもしれない。少女たちはいまも夢を抱き、全力で戦っている。

BiSHの6人。左奥から時計回りに、リンリン、ハシヤスメアツコ、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、アユニD、モモコグミカンパニー

アイドルオーディション合宿の様子が映画化

 間もなく、楽器を持たないパンクバンドことBiSHを擁する音楽事務所WACKのオーディション合宿の様子を撮影したドキュメンタリー映画『IDOL-あゝ無情-』が公開となる。新規応募者とBiSH、BiS、EMPiREの一部メンバーが孤島に集められ、歌、ダンス、マラソンなどを競いあったのだが、内容が壮絶。ストレスに耐え切れず過呼吸となる者、無情な脱落宣言に呆然とする者、厳しい試練に吐いてしまう者などが次々と現れ、アイドルになるというのはかくも過酷なのかと、現実を突きつけられるのだ。  戦い抜いてきた当事者たちはいま、何を思うのか。さまざまな苦労を乗り越えて、いまや多数のタイアップ獲得、横浜アリーナや幕張メッセ、大阪城ホールでの公演も大成功、人気バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でも「BiSHドハマり芸人」が組まれるなど、押しも押されぬ存在に登りつめたBiSHに、直接話を聞いた。 ――作中は、観客側としても胸が詰まるシーンが多数ありました。BiSHを代表して実際に合宿に参加されたアユニDさんは、改めて映画を見てどのように感想を抱きましたか? アユニD:胸が苦しくなる感じって、WACKの中では度々起こる心情で、BiSHもそういう過程を経てきているんですけど、そういうのがすごくストレートに伝わる映画だと思います。ステージに立っているときの私たちの姿って活動全体の中ではほんの一瞬だから、こういう時間も彼女たちにあったんだなって知ってもらえたらうれしいですね。
BiSH

アユニD

――映画にはBiSの解散が決定する瞬間も収められていました。彼女たちが存続していくには何が必要だったと思いますか? アユニD:私も他人事じゃないですけど、変わらないとダメだったんだと思います。それもだぶん、頑張っているとかじゃなくて、“第三者から見ての明らかな変化”が必要なのかなって。 ――約2年前にみなさんにインタビューをさせてもらったときに、「最近メンバー間で仲が良すぎているので馴れ合いにならないとようにしなきゃいけない」と話してくれました。BiSHはグループとしての方向性をメンバー間でよく話し合っているんですか? アユニD:あまり話し合うことはないんですけど、今は自然と馴れ合わない関係性でいられているなって思います。めちゃくちゃ仲が良くて友達、みたいなのとは全く別の空気感なので。 ――悩みの共有もしないですか? アユニ:最近は……(メンバーに向かって)する? セントチヒロ・チッチ(以下、チッチ):する……かな(笑)。 ――映画では、メロンパンを食べながらマラソンを完走しなきゃいけないなかったり、重圧自体が大きかったりして、参加者が吐くシーンもあります。みなさんがこれまでに経験した、血反吐を吐くような思いってどのようなことがありますか? チッチ:私はダイエット企画(’16年のリーダーの役職をかけた企画。これによりチッチはリーダーの役をはく奪されることになった)が本当にツラかったです。

セントチヒロ・チッチ

――どうやって立ち直ったんですか? チッチ:立ち直れなくて、何もかもが嫌になりました(笑)。でも、何もかも嫌になってから、メンバーのこととかも逆に好きになっていきました。 アユニD:うーん、私はBiSHに加入したのが最後なので、24時間イベントとか100kmマラソンみたいな過酷な企画もやったことがなくて。今回の合宿のマラソンで、炭酸を一気飲みして走らなきゃいけなくて、物理的に吐きました。
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100kmマラソンで一番ゲロ
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