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嵐・大野も注目、SNSで人気の「さかな芸人ハットリ」とは何者? 本人を直撃

 人気アイドルグループの嵐がSNSを解禁。先日の会見ではリーダーの大野智が、釣りの情報を得るためにSNSをチェックしていることを明かした。そんな大野が「気になっている」と発言したことがきっかけで、10月31日に放送された『櫻井・有吉THE夜会SP』に登場し、その夜にTwitterでトレンド入りしたのが、さかな芸人ハットリ(@hattori95)だ。
さかな芸人ハットリ

Twitterでトレンド入りした「さかな芸人ハットリ」

 実は日刊SPA!では2016年2月に「無名芸人」としてハットリの取材をしていた。当時は「みごと“出世魚”となるか?注目したい」と記事を締めくくっているが、3年半の時を経て出世魚へと成長を遂げつつある。そこで、いま一度その道のりを振り返りつつ、さかな芸人ハットリとは何者なのか、本人を直撃した。 【過去記事】⇒魚界のニュースター!? 釣った魚しか食わない無名芸人・ハットリに迫る

『魚の名前で小さな恋のうた』がリツイート数日本一を記録

さかな芸人ハットリ

さかな芸人ハットリのネタの特徴である手描きのイラスト

 さかな芸人ハットリといえば、人気の歌をすべて魚の名前で歌い上あげる芸風が人気。たとえばRADWIMPSの「前前前世」の歌いだし「やっと 目を 覚ましたかい」なら、「ヤッコ メロ サバ ニザダイ」という風に、絶妙に“そう聞こえる!”という面白さと、すべて実在する魚の名前をスケッチブックに描かれた魚のイラストとともにどんどん披露する仕草がウケている。  そんなさかな芸人ハットリの名を一躍有名にした動画がある。MONGOL800の「小さな恋のうた」に合わせ歌詞を魚の名前で歌うというものだ。 「Twitterに上げた『魚の名前で小さな恋のうた』が2019年6月16日にすごくバズって、13万リツイートまで行ったんです。通知によると、この日のリツイート数日本一を記録したというから驚きました!」 さかな芸人ハットリ さかな芸人ハットリ さかな芸人ハットリ さかな芸人ハットリ さかな芸人ハットリ

芸人として行き詰まり「1ヶ月間自分で釣った魚以外食べないチャレンジ」を自主的に敢行

 現在芸歴10年目、魚キャラでは6年目になった。実は早稲田大学では光浦靖子・大久保佳代子らを輩出したお笑いサークル「寄席演芸研究会」に所属していたが、サークル時代も卒業後すぐにデビューした頃も魚ネタではなく普通の1人コントをやっていた。 「芸人として行き詰まっていたときに、大学時代にサークルでやった魚替え歌は反応が良かったことを思い出して少しずつ披露するようになりました。もともと小さい頃から魚が大好きだったんです。父が山好きだったので、幼い頃からよく渓流釣りに連れて行ってもらっていましたし、図鑑を見ながら絵を描いたりしていました」  さらに他の芸人がやっていないことで注目してもらうべく、テレビでよくやっているような「企画」を自主的にやるようになる。 ―――――――――――――――――――――――――― 2014年1月1日~31日:1ヶ月間自分で釣った魚以外食べないチャレンジ 2015年1月1日~31日:1ヶ月間、築地市場で投げ銭としてもらった魚以外食べないチャレンジ 2015年5月1日~26日:20種類達成するまで自分で釣った淡水魚以外食べないチャレンジ 2015年9月1日~12月5日:100種類達成するまで東京湾で自分で釣った以外食べないチャレンジ 2018年4月1日~11月2日:300種類の魚を釣るまで、自分で釣って調理した魚以外、食べないチャレンジ 2019年5月1日~5月31日:1ヶ月間、漂流物から作った釣り具で釣った魚以外、食べないチャレンジ! ――――――――――――――――――――――――――
クエ

2018年8月24日撮影、3kgもあるクエを釣り上げた時。売れば3万円近くなるという……!

 2014年1月に行った記念すべき最初のチャレンジは、尊敬する「さかなクン」の地元千葉で行った。これが「さかな芸人ハットリ」となるきっかけを作ることとなる。 「1ヶ月間自分で釣った魚以外食べないチャレンジの最中に知り合ったスナックのママが、さかなクンの知り合いだったんです。そのママが後日、電話で『いま、講演会にさかなクンが来ているよ』と教えてくれて。そこで、講演会を最前列で聞いて、楽屋でご挨拶をさせてもらったところ、さかなクンも僕の存在を知ってくれていて驚きましたね。その場でネタを見てくれました」  憧れのさかなクンは、弟子入りしたいという要望はやんわり断ったものの、若干カブり気味?のキャラクターにも頭に魚を乗せることに苦言を呈すことはなかった。この出会いをきっかけにハットリは魚キャラ1本で行くことを決意。かくして「さかな芸人ハットリ」が誕生した。  さかなクンとの交流は今でももちろん続いている。ずっと幼い頃から魚図鑑を見ながら絵を描いていたハットリだったが、実は2014年当時はそこまで画力が高くなかったそう。この頃の画力を知るさかなクンからは最近、「絵が上手になったね~」と言われるのだそうだ。
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早稲田大学まで出たのに…
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