更新日:2023年04月27日 10:23
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田代まさし容疑者は覚せい剤をやったのか?「100%やってない」と断言する友人も…

3度目の収監となれば、もはや復帰は絶望的

 実際、「尿検査は即日結果が判明する」(小川氏)という。酒井法子氏が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された際にも、翌日には結果が陰性と判明。後に毛髪検査で陽性となったことを受けて、起訴された経緯がある。 「覚せい剤は1週間程度で尿から検出されなくなる一方、毛髪検査では数年前までさかのぼって使用歴を調べられる。検査期間は1~2週間。そこで陽性と出なければ使用の線では立件されない可能性はありますが、5度目の逮捕なだけに所持だけでも実刑は免れないでしょう」(同)  仮に3度目の収監となれば、もはや復帰は絶望的だ。「ム所の中では常習者同士でつるみやすい。物理的にクスリからは遠ざけられても、出所後の入手ルートは広がりやすい」(同)という。それだけに、佐藤氏のように手を差し伸べる人が欠かせない。 「著名人の常習者ほど、孤立感を覚えたときにクスリに手を出しやすい。執行猶予中の清原和博氏がクスリを断てているのは、プロ野球選手を目指すトライアウトで監督を任せられるなど、シャバでの居場所を見つけられたことが大きい」(池田氏)  田代容疑者はどのようなかたちでシャバに戻ってくるのか……? 真相が明らかになるのを待ちたい。

<田代まさし事件簿>

’00年9月 「ミニにタコ」事件――都立大学駅で女性を盗撮しようとしているところを通報され、東京都迷惑防止条例違反で書類送検。「『ミニにタコができる』というギャグ映像を作ろうとした」と弁明 ’01年12月 1回目の逮捕――近所の男性宅の風呂を覗いたとして軽犯罪法違反容疑で現行犯逮捕。さらに、自宅から覚せい剤が発見されて、同取締法違反容疑(使用・所持)で再逮捕 ’04年6月 男子学生と人身事故――転回禁止の場所でUターンしてバイクに乗った男性と衝突。業務上過失傷害と道路交通法違反容疑で書類送検 ’04年9月 2度目の覚せい剤――東京・中野区の路上に駐車した車の中で覚せい剤と刃渡り8㎝のバタフライナイフを所持していたとして、銃刀法違反と覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕。執行猶予中の再犯だったため、懲役3年6月の実刑判決に ’08年6月 1回目の出所――満期出所した翌月、トークイベントに出演。10月には公式サイトを開設し、ネット番組などに出演するように ’10年9月 交際女性と逮捕――職務質問を受けた際、コカインを所持していたことが発覚し、麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で現行犯逮捕。このとき一緒にいた美容室経営者の女性は覚せい剤所持で逮捕され、田代容疑者も共同所持で再逮捕。再び懲役3年6月の実刑判決に ’14年7月 2度目の出所――仮釈放され、翌’15年に自身のブログを更新。薬物依存のリハビリ施設「ダルク」のプログラムを受けていることを報告した。以後、ダルクのスタッフとしても働き、各地で薬物依存の恐ろしさについて講演するように ’15年7月 スカート盗撮疑惑――二子玉川駅で女性のスカートの中を携帯電話で盗撮したとして東京都迷惑防止条例違反容疑で書類送検 ’19年11月 5度目の逮捕――東京・杉並区で覚せい剤を所持していたとして現行犯逮捕。8月にも宮城県塩釜市の宿泊施設で覚せい剤を所持していた容疑があり、宮城県警による逮捕劇だった

▼元「歌のおにいさん」に國母、相次ぐ有名人の薬物所持

 田代容疑者逮捕と同日に、元スノーボード日本代表の國母和宏が大麻を密輸した疑いで逮捕された。さらに11月8日にはNHKの子供向け番組で「歌のおにいさん」として活動していた沢田憲一も大麻の所持と覚せい剤使用の疑いで逮捕された。小川氏によると、大麻の検挙者数は過去最多、覚せい剤の押収量も過去最高を記録しているという。 <取材・文/週刊SPA!編集部> ※週刊SPA!11月12日発売号より
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週刊SPA!11/19号(11/12発売)

表紙の人/ 新木優子

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