スポーツ

“松ちゃん似”の中島イシレリが語る「ラグビーW杯日本大会とその後」

「スコットランド、舐めすぎでしょ」

ラグビー日本代表・中島イシレリ

せっかく増えたファン、大事にしないとね

 最後は南アフリカのパワーに屈した日本だが、史上初の8強入りは紛れもない快挙。1試合勝つごとに、“にわか”と呼ばれるファンも増え続けていったが、この結果は大会前に想像できたのだろうか。 「1次リーグを全勝で突破するのがチームの目標だったし、個人的には優勝は無理だとしても、ひょっとしたらベスト4はあるかもと思ってた。ただ、みんな頑張ったけど1次リーグで力を出しすぎて南アフリカ戦は疲れてしまっていたかも(苦笑)。もちろん、南アは大会前にやったテストマッチとは全然本気度が違って、スクラムもモールもめっちゃ強かった」  一大会での4勝は過去最多。とりわけ試合時世界ランキング2位だったアイルランド、ベスト8入りをかけガチンコ勝負となったスコットランドから奪った勝利は、格別だったと振り返る。 「アイルランド戦はスクラムの強い相手に押し負けなかったし、スコットランドはやっぱり1次リーグ突破がかかっていたから。ただ、スコットランドは『台風で試合が中止になったら(法的に)訴える』とか、舐めすぎていたでしょ(苦笑)。だからオレは絶対に試合をやりたくて、ずっと神様に祈っていた。(開催が)決まったときはうれしかったし、みんなハンパなく気合が入っていた。スコットランドには4年前に負けていたし、当時のメンバーはなおさらね」  そして、スコットランド戦で同じプロップの稲垣が逆転トライを決めた瞬間、ベンチ前でぴょんぴょん跳びはねて喜ぶイシレリの姿がテレビで抜かれると、その姿が「可愛すぎる」と話題となった。 「オレは稲垣をリスペクトしているし、普通、ああいう場面でトライを決めるのはバックスかバックローの選手。なのに、あそこにサポートに入ってたのが稲垣だった。だから、『わぁー! イナガキッ!』って。ジャンプしたときは、テレビに映ってるなんて気づいていなかった。でも、なぜかあれが人気になって、テレビで、オレのいいプレーが流れているのかなと思うと毎回あのシーンだからね(笑)」
次のページ right-delta
負けた南ア戦の翌日は朝・昼・晩ケンタッキー
1
2
3
テキスト アフェリエイト
新Cxenseレコメンドウィジェット
おすすめ記事
おすすめ記事
Cxense媒体横断誘導枠
余白
Pianoアノニマスアンケート