更新日:2023年05月15日 13:23
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年末年始も休みなく働く男性が「正月働くほうが気楽」と語るワケ

 9連休の企業が多い2019年~2020年の年末年始。航空券の比較検索サイト『エアトリ』を運営する株式会社エアトリが行った調査によると、9連休と答えた人は39.4%。8連休と10連休がそれぞれ9.5%、12連休以上が6.5%、6連休が6.4%だったという。
警備員イメージ

写真はイメージです(以下同じ)

 ただし、その一方で「連休がない」と答えた人が10%もいることが判明。今回取材した空港の警備職員として働く森本大地さん(仮名・47歳)も年末年始の休暇はなし。普段通りに出勤する予定だと話す。

年末年始も1勤1休の24時間勤務

羽田空港 「空港勤務なので年末年始は大変混雑し、それに合わせて警備スタッフの数も増えます。そうした事情もあって正月に限らず、ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期に休みを取るのが難しいんです」  ちなみに前職は金属部品メーカーに勤めるサラリーマン。当時は暦通りに休みがあったため、転職したばかりのころは正月働くことに対して違和感もあったとか。 「別に嫌とかそういうわけではなかったのですが、みんなが休んでいた時期に働くという経験がなかったから不思議な感覚だなって。もう転職して5年以上経つので、今では正月に働くのが当たり前って意識になっていますけどね」  また、森本さんの場合は、8時間の仮眠休憩を含む24時間勤務で、一般の会社勤めの人とは勤務形態が大きく異なる。交代制のシフト勤務のため、繁忙期をズラしても長い休みを取るのは難しいそうだ。 「でも、残業は一切ないですし、出勤した次の日は必ず休みになるので1か月の半分は休日です。前の職場は長時間残業や休日出勤が日常的にあったブラック企業でしたし、そこに比べれば全然ラクです。子供がまだ小さければ、学校が休みの時期に一緒に旅行や帰省ができず、家族サービスをあまりできないかもしれませんが、ウチの一人息子はすでに社会人。カミさんと2人なら正月も盆も気にする必要がないですし、気楽なもんですよ(笑)」  なお、職場では全員が同じ時期に休むことができないため、年明け~2月にかけて各自が随時休みを取るようにしている。  森本さんは2月下旬に5連休を取って、夫婦でタイ旅行に行く予定だという。 「長い休みはなかなか取れないですが、近場なら海外にも行く程度の休みはもらえますし、コレといった不満はないですね。むしろ、混んでいる時期に無理して旅行や帰省する必要がないため、費用も抑えられるってカミさんも喜んでいますよ。それに正月だっていつも通りの1勤1休なだけ。何日も連続して出勤するわけではなく、初詣するくらいの時間はあります。その点では年末年始も仕事をしているほかの人よりも恵まれているかもしれませんね」
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ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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