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帰省先まで片道21時間…国際結婚した日本人男性の超ハードな年末年始

 暦の関係で12月28日~1月5日の9連休となった今回の年末年始。この機会を利用して海外旅行に出かけた人も多いと思うが、毎年長い休みが取れるわけではない。
帰省イメージ

帰省が慌ただしくなる年も

 特に正月休みの短い年は、帰省も旅行も慌ただしいものになりがちだ。

わずか5日の予定で嫁の実家があるイギリスを訪問

 中堅ゼネコンに勤める中谷徹さん(仮名・31歳)は、2年前に年末年始を利用してヨーロッパを訪問。ただし、旅行ではなくイギリス人の奥さんの実家への帰省が目的だったという。 「彼女の弟が年明けに結婚を控えていたんです。私たちは仕事の関係で式に参列できないため、年末年始を利用してお祝いしようと駆けつけたわけです」  勤務先の休みはほぼ暦通りに設定されており、この年は12月30日~1月3日の5日間。日数が短いので悩んだそうだが、お祝いが目的だったので結局はハードな移動スケジュールを覚悟のうえで行くことにしたそうだ。
飛行機イメージ

写真はイメージです

 ただし、奥さんの実家があるのはイギリスでもロンドンではなく、そこから北西に180キロほどの場所にある同国第2の都市バーミンガム。日本からは直行便が出ておらず、ドイツのフランクフルトで乗り継ぐ便を手配したが、調べたら自宅~嫁実家の移動時間は約21時間。現地滞在時間は55時間ほどしかなかったとか。 「完全に弾丸里帰りですよね。彼女は10日ほど滞在して後から1人で帰国することになっていたからまだよかったですけど、日程だけ見れば罰ゲームっぽい(苦笑)。しかも、この年は仕事納めの29日にトラブル発生で夜10時近くまで残業することになり、帰宅したのは11時過ぎ。翌朝急いで荷造りしてお土産を買いに行き、出発直前までドタバタでした」

義実家でものんびり過ごす時間なし

 疲れからか機内では食事中以外はほぼ寝ていたという中谷さん。だが、フランクフルトからバーミンガムに向かう飛行機は、気流の乱れからかフライト中ずっと激しく揺れて寝るどころではなかったそうだ。 「飛行機が苦手なわけじゃないのですが、このときは今まで経験したことがないほどの揺れで本当に怖かったです。ようやくイギリスに到着してもしばらく身体が揺れているような感じで気持ち悪かったです」  奥さんの実家に着いたのは深夜1時を回っていたため、その日は挨拶もそこそこにすぐに就寝、翌日の大晦日は、義弟の婚約者を招いてのホームパーティを行うため、彼女は母親と朝からキッチンで準備。中谷さんもひと息つく間もなく、義父と義弟とビールやお菓子などの買い出しに地元のショッピングセンターへ。
義実家のある英バーミンガムで束の間の観光中の中谷さん

義実家のある英バーミンガムで束の間の観光中の中谷さん(本人提供)

「家族のみんなには『家でゆっくりしていていいよ』って言われたけど、自分だけのんびりするわけにもいかないじゃないですか。ただ、買い物した後ににバーミンガムの名所を何か所か案内してくれ、オススメの地元のカフェでお茶をしたり少しだけですが観光することができました。それはよかったですけどね」
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帰国後は時差ボケと体調不良のWパンチ
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