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飲食店に相次ぐ「コロナキャンセル」の恐怖。送別会にも大打撃

コロナキャンセルの恐ろしすぎる現状

マスク

写真はイメージです(以下、同)

 連日報道されるコロナウィルスの驚異は、日本経済にも打撃を与えている。大人数が集まるイベントの中止や、企業の「在宅勤務」を推奨する流れなどにより、見込んでいた売上を逃す企業は多い。中でも飲食店は顕著だ。ニュースなどでも来店客の減少による売上が打撃を受けていることは多く報道されているが、東京恵比寿で飲食店のオーナーをしている加藤善之さん(仮名・44歳)は、“コロナキャンセル”の相次いでいる現状を語る。 「先週金曜日は8名の宴会が『出席者がコロナになって来られないからキャンセルしたい』と言われました。ニュース報道では都内のコロナ感染者は20名弱……。本当かどうかは定かではありませんが、そう言われたらこちらも追及できない。  他にも一度入った予約を取り消されることも多々あり、『コロナのことがあるので10名以上の会議を中止したり、飲み会禁止を言われたりしている』と、企業側が社員に対して指示を出していることがわかりました。もうどうしようもないですね……」  “コロナキャンセル”の客に対して「本当にコロナかどうか証明しろ」とも言えるわけもなく、さらには会社から指示が出ていたり、政府も「人が集まるイベントの自粛」を呼びかけるなど、やむを得ず飲食店側も従うしかない……と言うのが実情のようだ。ちなみに、キャンセルされた8名分の予約の損害はどのくらいだったのだろうか? 「今回は8000円コースを8名分ご予約頂いていたので売上的には6万4000円の損害です。神楽坂にある友人の飲食店では30名の貸し切りが無くなったと言っていました。これは本当にやばいです!このままではホテルも飲食店もバタバタ倒産していきますよ」  飲食店としては、当然このキャンセルされたコース分の食材以外にも追加のオーダーに応えられる分の食材を仕入れているであろうし、30名の貸し切りであればその人数に対応できるよう出勤していた従業員の人件費、貸し切りにしていなければ得られたはずの売り上げなども無駄になってしまう。単純に「コース料金×人数」の金額だけの損害ではないのだ。さらに、上野で飲食店を営む前田弘二さん(仮名・50歳)はこう話す。 「あんなに観光地として人が溢れかえっていたアメ横ですが、目に見えて人が減っていっていますね。特に、1か月前まであんなにいた中国のお客さんがほとんどいなくなったのには驚きました。とはいえ、日本人・外国人に限らず全体的な来客人数が減っているので、うちの店も売り上げは今月だけで200万円ほどのマイナスです……。少し先の3月の送別会のキャンセルも相次いでいて、かき入れ時がなくなれば、店をたたむことも現実的に考えなくてはいけない……」  このままイベント中止や消費自粛がエスカレートし続けていくことで多くの飲食店や小売店などの倒産により日本経済が大打撃を与えるのは間違いない。コロナキャンセルが日本経済を暗くするのを防ぐためにはどういった行動に出るべきなのか。正しい情報をもとに冷静に判断していきたい。<取材・文/松本果歩>恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA
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