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「発達障害の子ども」への接し方とは?特性を見極めることで育児は楽になる

ポイント① 説明の仕方を工夫する 「まず、子どもがこちらに注目しているかどうかを確認します。教えるときは、できるだけ具体的に、必要に応じて図などを使うようにしましょう」  また、発達障害の子どもは、人の気持ちを声のトーンで判断する傾向があり、語尾のトーンが上がる話し方や、かん高い声では叱られていると感じてしまうこともあるそうだ。できるだけ平坦な話し方のほうが、かえって意図は伝わりやすいという。 ポイント②してほしくないこともむやみに禁じない  友達を叩くなど、してほしくないことはむやみに禁じるのではなく、以下のような方法を試すのがおすすめだ。 「まずは“それをしないことがどれだけ得か”を教えることです。友達の顔を叩くなら“顔には、ほほ骨というとがった骨があるから、叩くと君の手が痛くなる。叩くなら肩を叩いてあいさつしよう”と促します。するとその子は、自分が痛い思いをしたくないので、友達の顔を叩くことをためらうようになります。ほかに、“やってもいい場所や時間を決めること”も有効です」  例えばいたずら描きをするなら、描いてもいい壁を決めて紙を貼り、思う存分に描かせる、または時間を決めてその時だけ描かせるルールにすると効果的だ。 ポイント③失敗経験を減らしてあげる  発達障害の子どもはむやみに叱られた経験がトラウマ化してしまう場合が多い。子どもの失敗経験をあらかじめ減らす工夫も大切だ。 「たとえば入ってはいけない部屋がある場合に、“この部屋に入ってはいけないよ”と言うだけだと、その子はどうしたらいいかわからずパニックになってしまいます。“この部屋には入れないから、隣の部屋に行こうね”と促してあげましょう。良い行動ができた時には十分にほめ、抱きしめるなどしてごほうびを与えることも大切です」 ポイント④環境やライフスタイルを整える  1 日の行動に合わせた動線を作ってあげるといった、環境やライフスタイルを整えることも大切だ。 「たとえば帰宅後に手を洗った後、手を拭くタオルをそばに掛けておく。そのそばにテーブルを置き、食べた後は子どもがお皿を下げるためのトレイを用意しておく。その先にパジャマの置き場所を作り、それを持ってお風呂に行く。といったように、子どもが戸惑わないよう、家具の配置や道具の置き場所を工夫し、固定することも大切です。物が置いてある場所に理由をつくることも有効です。たとえば服のしまい方を子どもにわかりやすくするためには、上から帽子、シャツ、ズボン、靴下と、体のパーツの順番に合わせて入れておくとよいでしょう」  このように家庭でも行動する場所・時間・順番などを決め、ルーチンな生活を送ることで、社会生活になじみやすくなる。  本書ではそのほかにも、発達障害の子どもによく見られる、特徴的な行動・性質について、親や保育士がとるべき対応策を解説。また、本編は著者の実体験をもとにしたマンガやエッセイが多数収録されている。子育てに悩む多くの人におすすめの一冊だ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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