恋愛・結婚

大物芸能人と飲んだ素人女子がみた修羅場。キモい!ムリ!

有名アーティストと帰った女友達は…

 一方その頃、男性アーティストと帰った女友達はというと、見事にベッドインしていた。  タクシーの中で男性アーティストは「来週、新曲がまた出るんだよね~。聴く?」と女友達に問いかけ、「え~!聴きたいです~!」という満点の解答を頂くと、自身が普段から宿泊しているというホテルへ直行。部屋に入ってすぐに女友達をベッドへ座らせると、男性アーティストはパソコンで新曲を流しながら、自身も歌い出し、押し倒し、etc…。
ホテル

写真はイメージです

 二人して昼過ぎに目が覚め、ホテルの部屋で絢爛豪華な食事をいただいた後に、女友達はご機嫌で帰宅。彼の歌う曲はあまり知らなかったが、元々顔は好みだったらしく、誇らしげに一夜の出来事を語ってくれた。  それを聞いてからより一層、M男の1人プレイに付き合わされた自分が滑稽に思えたが、こうしてネタにできる日が来たから良しとしよう。  オカズが欲しかった芸人Bと、ネタにできるならと考えた私。承認欲求と性的欲求を満したかった男性アーティストと、彼に抱かれたことをステータスにしている女友達。そして、こうした飲み会をセッティングして各々の欲を満たすことで、同業者たちから更なる人望を獲得し続ける芸人A。  ハタから見れば、“女が消費されているだけ”に見えるかもしれないし、見る角度によってはそれが事実なのかもしれない。けれど、私はみんなそれぞれがそれぞれの欲を満たし満たされるために集まっていると思ってる。これは暗黙のギブアンドテイクなんだと思う。 <文/妹尾ユウカ>
1997年生まれ。コラムニストとして、「日刊SPA!」「AERA dot.」など多数のWEBメディア・雑誌で執筆。Abema TV「ラブキャッチャー」では副音声、ドラマ「女盛り考察記」は脚本を担当。著書に「今夜、軽率に抱かれてみたくなりました 恋愛強者になれる“女の直感ルール”」がある。
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ