職場での「いじめ」に悩む女性。現実的な解決法は?
服装で難癖をつけられても気にしなければいいです。お菓子を食べていて睨み付けられたら「いっしょにお茶でも飲みませんか」と声をかけてみるといいでしょう。「あんたなんて女らしくない」と言われたら、「そうですか」と淡々と応対すればいいです。こうして周囲との摩擦が極力起きないようにしていくことです。
職場は自分の専門知識を生かして収入を得る場と割り切ることです。それから、大学時代、薬学部で一緒に勉強した友達と連絡を取ってみるといいでしょう。薬局に勤めている薬剤師は、多かれ少なかれ、同じような経験をしていると思います。高収入の専門職に就いている人は、誰もが同じような不愉快な目に遭うので、「そういうものだ」と割り切ってしまう必要があります。
むしろ、あなたの収入を用いて、家族で旅行に行くとか、夫とレストランでおいしい食事をするとかして、仕事のストレスを溜め込まないようにすることが重要です。これまで複数の薬局に勤務して、同じような経験をしたということならば、それが日本の薬局の文化です。個人の努力で文化を変えることはできないので、周囲との摩擦を極力減らす方向で現実的に問題を解決することをお勧めします。
★今週の教訓……組織での処世術は味方を増やし敵を減らすこと’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『「ズルさ」のすすめ』『人生の極意』など著書多数
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