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「旦那の40代の連れ子に無視されます」女性43歳の悩み

 “外務省のラスプーチン”と呼ばれた諜報のプロ・佐藤優が、その経験をもとに、読者の悩みに答える!
悩む女性

※写真はイメージ

旦那の40代の連れ子に無視されます

★相談者★ リツ子(ペンネーム) 会社員 女性 43歳  こんにちは。佐藤先生の人生相談の面白さにひかれ、私も相談させていただきます。私は40代、主人60代、要介護の義母90代と3人暮らしです。主人の前妻は8年前に亡くなり、私は後妻です。主人には40代の娘と息子がおり、それぞれ結婚して家を出ています。  この子供、特に娘は、初対面から私を無視し、「自分の家なのに」と泣いて祖母(私の義母)に訴えるなど、幼さからくるような対話の成り立たなさがありました。再婚について最終的に子供たちの承諾はあったものの、私と主人が一緒に暮らすようになると、「ママがかわいそう」と言って、義母からの電話も無視するようになりました。  このままいくと、冷遇されたまま義母が亡くなり、ひ孫に会わせない(息子には子供がいます)、新しく生まれた子供にも祖父(主人)の存在を知らせない……という方向になりかねません。  彼らの決断なのでその結果は彼らが背負えばいいと思いますが、彼らの子供が大きくなったら彼らはそれを説明できるのでしょうか? 相談になっていないような相談ですが、もし佐藤先生のご感想があれば、お伺いできれば幸いです。 ◆佐藤優の回答  確かに娘さんの対応は理不尽です。しかし、家族や親族の場合、理不尽なことでも折り合いをつけるのが日本の文化になっています。この点について、思想家の内田樹氏はこう述べます。 =====  日本人にとって、気が楽になるとか、心持ちが落ち着くとか、肩の荷が下りた気がするとかいうのは「自由を達成した」からではないんです。(中略)集団の中にいると、さまざまな相互に矛盾したり対立したりする要請を調整しなければならないということがあります。それがうまく折り合って、「落としどころ」に話が落ち着いたときに、日本人は解放感と達成感を覚えます。理不尽な要求をされても、身勝手なことを言われても、それでも、あちこち走り回り、あちらの顔も立て、こちらの言い分も通して……というような困難な調整を果たして、もろもろの干渉が相互に相殺されて、一種の「ニュートラル」状態を達成したときに、日本人はなぜか深い満足感を覚える〉(『生きづらさについて考える』246~247頁) =====
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2つの解決策
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