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Matt、矢作兼、浅野忠信…政府のコロナ対策に著名人たちからも怒りの声

“お肉お魚券”構想に「これから税金をお肉お魚券で払います!」

 経済の停滞を防ぐための策として、政府からは“お肉お魚券”の給付というアイデアも出ていたが、この非常事態にそれで済むのかと唖然とした国民が大多数だろう。  特に、俳優の浅野忠信のツイートは反響を呼んだ。浅野は3月27日に「これから税金をお肉お魚券で払います!(^o^)!」と顔文字つきで皮肉たっぷりにツイートし、1万9千件ものリツイートを集めた。
 お肉お魚券を巡っては、元経産官僚の岸博幸も同月29日、情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)で「ハッキリ言ってバカヤローですよね」と一刀両断。肉と魚も大事だと前置きしたうえで「その前に家賃・光熱費が払えない人がいっぱいいる。現金給付がいちばん大事。酪農家を応援したかったら、別の政策でやればいい」と批判した。  そして、お肉お魚券となれば当然、店舗へ引き換えに行く必要がある。これに関して歌手の和田アキ子は、同月28日のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送系)で「そんな券くれたって、(外に)出ちゃいけないって。いつ買いに行くんだよ! 送り迎えしてよ! みたいな」と、東京都を中心に広がり始めていた外出自粛要請との矛盾点を突いていた。  その後、結果的にお肉お魚券の給付は頓挫したわけだが、彼らの意見を踏まえれば当たり前の結果だといえるかもしれない。  ――影響力のある著名人の発言は、政治のあり方について国民が深く考えるきっかけになるだろう。新型コロナウイルスが、一刻も早く収束することを願うばかりだ。<文/A4studio>
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