更新日:2023年05月24日 16:26
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SNSで話題のフィギュアは3Dプリンターで作られた? 作者の造形師を直撃

いずれはデータで世界中どこでも出力可能に? 3Dプリンターの未来

Dying Bull

こちらも吉本さんの過去作品で、タイトルは「Dying Bull」(写真は吉本さん提供)

 吉本さんは、フルカラー3Dプリンターの未来に大きな期待を抱いているそうだ。 「フルカラー3Dプリンターは世界中で使われ始めているので、今後は間違いなく売買が盛んになります。そして一家に一台3Dプリンターが置かれる時代になれば、越境の必要もなくなり、今の物流が大きく変わるでしょう。  今回の『玉骨標本』も、海外の方から『購入したい』とのお問い合わせをたくさんいただきましたが、現在の販路だと、コストとハードルが高いのが実情です。しかし3Dプリンターがもっと普及すれば、データを送るだけで世界中どこでも出力可能になるので、そのような問題もすべて解決できます。そういう、近い未来のものづくりの世界を、僕はとてもとても楽しみにしているんです」  大反響を呼んだマッコウクジラの『玉骨標本』は、全長10cmの小さなモデルになり、通販を開始したとのこと。この先、ますます多くの人が吉本さんの作品に触れ、3Dプリンターの魅力を知ることになるだろう。<取材・文/A4studio>
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