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『クラロワ』『PUBG』は課金なしでも楽しめる! 無料で遊び続けて思うこと

誰だか知らない親切な人が、そっと道端にゲームを置いていってくれる

『クラロワ』はフィンランド、『PUBG』は韓国のゲームである。また同じく人気のBattle royale gameの『荒野行動』や 世界中で大ヒットした音ゲーの『ピアノタイル』は中国の作品だ。今やスマホをプラットフォームに世界中の国々がゲーム作りに参入している。日本もたくさんのゲーム制作会社がスマホゲーム市場に参入してヒットを飛ばし、急成長を遂げている。しかしそのゲームは、毎度の「ガラパゴス」でワールドワイドに人気を博すような作品は存在しない。任天堂やコナミといった大企業がスマホゲームに力を入れていないこともあるが、ゲーム王国・日本が、スマホゲーム市場で世界に存在感を示せていない事は寂しく感じる。  それにしても、同じゲームを何年も続けている自分に驚く。長く続けられる要因は、やはりオンラインで繋がっていて対人対戦であること、常にゲームがアップデートされる事が大きい。私はいつまで『クラロワ』と『PUBG』をプレイするのだろう? 一生続けたとしたらそれはもうライフワークではないか。しかも無料の。  私はスマホアプリゲームが持つ「ストリート感」みたいなものが好きだ。どんなビジネスモデルなのか、さっぱりわからないが、誰だか知らない親切な人がそっと道端にゲームを置いていってくれるのだから、こんなに楽しい事は無い。スマホゲームのストリート感を象徴しているのが、低予算で製作されたミニゲームである。R-1王者の野田クリステルの『野田げー』などは、ストリート感を最も体現している。自己表現のための、人を笑わせるためのゲームリリースなのだから(それにしてもなんと斬新な価値観!)。どれもこれも中々のクソゲーであるけれど(笑)。
 私は出来の良いミニゲームをコレクションしている。しかし、大抵のゲームはスマホのOSがアップデートされると使用できなくなってしまうのが寂しい。スマホのミニゲームの特徴は、どれもタッチパネルの特性を活かして、指先一本で操作できるところだ。タッチパネルによるゲーム操作は独特の快感がある。タッチパネルは2000年にノーベル化学賞を受賞した、白川英樹博士が発見した導電性ポリマーを応用した技術だ。  最後にミニゲームをいくつか紹介したい。『PAPER TOSS』は、アップデートの波をかいくぐりもう何年も生き残っているいわばキング・オブ・ミニゲームだ。ゴミ箱に丸めた紙を放り込むだけのゲーム。『ぴよ盛り』もかなり古いゲームだ。土鍋の中にひよこを投げ入れて「盛る」量を競う。私は大好き。操作が気持ち良い。『Steppy Pants』は「操り人形」のようなキャラをただ歩かせる。画面をタッチすると足を上げ、離すと下げる(タッチする時間の長短で歩幅が決まる)。石畳のフチを踏まないように歩く。めちゃ難しい。『豆腐少女』は「だるま落とし」の逆。横から次々飛び出してくる豆腐に飛び乗っていく。ゲーム性は最高。絵も演出もかわいい。『組体操』は「ジェンガ」のようなアクションパズル。音楽がいい。聴いているだけで力が抜ける間抜けなサウンドだが、伝説的な80年代ニューウェーブバンドの「シリコン・ティーンズ」を(私は)思い出した。「おうち時間」の暇つぶしにやって欲しい。1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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