仕事

営業自粛のスナックが生き残りをかけた経営戦略とは?

とはいえ、週の売上は3万円で…

「ただし、どんなに頑張っても1週間の売上は3万円ほど。なので最近は、お昼から飲めるランチ営業も始めようかなと思っています。テレワークになったお客さんから『昼夜逆転した』という話も聞きますし、昼飲みをしたい人も多いんじゃないのかなと。でもそれで、飲み屋が昼間営業したら自粛の意味がないですよね。  飲食店はテイクアウトに切り替えることができても、キャバクラやスナックは他に抜け道がないので。政府がきっちりと営業の線引きをしてくれたら、こっそり開ける店もなくなると思います。とりあえず今は、家賃とレギュラーの子の最低限の保証くらいは出してあげられるくらいはしたいですね……」  家賃などの値引きや従業員への手当てが少なく済むことで、どうにかやっていけている状態だとママはいう。しかし、この状態を長く続けることは極めて困難であろう。一刻も早く、夜の店への対応を進めるべきなのかもしれないと思った。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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