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大人気「脱サラ怪優」こと佐藤二朗、51歳の素顔

消えていなかった俳優になりたい思い

――実家に帰った後もしばらく営業の仕事をしていたそうですね。 佐藤:俳優と営業ってすごいかけ離れたイメージですけど、自分の場合、合っていたのか割と成績がよかったんですよ。人の話を聞くのが好きだったし、相手や状況によってこっちのキャラを変えて応じる技術も芝居に通じるというか。ここちょっと押せば取れるな、というときに「ありがとうございます!」って先に言っちゃったり。今思えばそういうタイミングを感じる能力には長けていたかもしれない。完全に後づけだし、無理やり感は否めませんけど(笑)。  でも、「俳優になりたい」という気持ちを自分では完全に消したつもりだったのに、消しきれてなかったんでしょうね。だからそのまま会社員を続けていたとしても、どこかで俳優をやっていたと思います。だって消えてないんだから。 【Jiro Sato】 ’69年、愛知県生まれ。ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズの仏役など個性的な役で人気を集めるかたわら、’96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・演出を手がける。映画の監督・脚本を務めるのは『memo(’08年)』以来、2作目となる ※5/12発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 取材・文/中村裕一 撮影/尾藤能暢 ヘアメイク/今野亜季(エイエムラボ) スタイリング/鬼塚美代子(アンジュ)
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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週刊SPA!5/19号(5/12発売)

表紙の人/ 乃木坂46

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