仕事

障がい者福祉の現場で悲鳴…安倍総理へ大川興業総裁が伝えたかった現実

「笑い」=人を楽しませること、森羅万象ありとあらゆる所にある

大川豊

16年のアメリカ大統領選挙でトランプ氏と写る大川総裁(撮影/大川豊)

 ここまで話を聞いても、芸人さんだとはいまいちピンと来なかった。現場主義を貫く大川総裁にとって、「笑い」に対する考え方はとても広義だ。「人を楽しませるという新しい発想自体が『笑い』につながると思います」と豪語する。  創業した大川興業のモットーは、国語、算数、理科、社会、保健体育、図工、家庭、道徳、森羅万象をお笑いにすることだ。体育館を借り上げて知的障がい者らに開放する上で、どんな形で行うのが良いか。新型コロナウイルスに感染した軽症者らの宿泊療養先の手だては。奇抜な発想を生み出すために、「笑い」の要素を取り入れることが効果的だと考えている。

安倍総理に次に質問したいことは…

 今後も首相会見に出席するつもりだ。現在、フリーランス記者は、抽選で当たった人のみが会見場に入れることになっている。大川総裁は既に安倍総理にぶつけたい次の質問を考えている。 「例えば、強度行動障害の方などが感染した場合、受け入れてくれる軽症者のホテル、病院などがあるのか? 医療従事者と福祉従事者が連携を組めるようにできないか。通常の疾患でも、なかなか受け入れてくれる病院がない中で、ご家族や福祉従事者の方々は毎日ビクビクしながら生活を送っています。これを質問したいと思います」  インタビュー終了直後には「『エガちゃんねる』もよろしくお願いします!」と宣伝も忘れなかった。笑いを愛するアイデアマンは、きょうも何か新しい可能性を模索している。<取材・文/カイロ連>
新聞記者兼ライター。スター・ウォーズのキャラクターと、冬の必需品「ホッカイロ」をこよなく愛すことから命名。「今」話題になっていることを自分なりに深掘りします。裁判、LGBTや在日コリアンといったマイノリティ、貧困問題などに関心あります。Twitter:@hokkairo_ren
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