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大阪モデルで休業大幅解除も…通天閣界隈に人がいない理由

パチンコ店は満員状態で不安も

 一方で再開したものの、不安視している店もあるという。 「パチンコ店とスナックです。一応、パチンコ店は16日から休業要請は解除されていますけれど、ドアを締め切った状態で店内は外から見ても分かるほど満席でした。また、観光客はあまり行かないかもしれませんが新世界にはスナックが結構あるんです。  キャバクラやバーは引き続き休止要請が出ているのですが、ここ一帯のスナックは昼頃から営業している店も多いようです。ドアを締め切った状態でも、店内からカラオケの音がガンガン聞こえてきますからね。僕も以前はたまに飲みに行っていたのですが、今はさすがに怖いので入ることはできませんでしたね……」  現在、歩いているのは地元の人ばかりかも……と話す男性に、観光目線で見た現在の新世界の印象を聞いてみた。 「店がほとんど開いていないので、緊急事態宣言が完全に開けるまでは観光に来ても面白くないと感じるかもしれません。それに、観光客がいなくて人通りが少なくなったせいか、変わった人が少し増えた気がします。今までは人が多くて目立たなかっただけなのかもしれませんが、昼間でも酔っ払って急に話しかけてくる人とかもいるので女性1人で歩くのは少し気を付けたほうがいいかもしれません。
ジャンジャン横丁

ジャンジャン横丁

 個人的には『ジャンジャン横丁』の立ち飲み屋が少しずつですが再開されているのが嬉しいですね。ドアがないオープンタイプなので換気も良く、お客さん達もソーシャルディスタンスを保っているので割と安心して入れると思います。自粛続きでストレスも溜まっているので、息抜きで1杯飲みに来るのには良いかもしれませんね」  たとえ、すべてが再開されたとしても以前のような賑やかさが戻るのには時間がかかるかも……と男性は話す。コロナが収束して、新世界がふたたび元気な姿を見せるのはいつになるのだろうか。そのときは、是非また串カツを食べに行きたい。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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