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FC琉球・小野伸二「自分と合わない人ほど仲良くしてみると面白い」

自分と合わない人ほど仲良くなってみたい

――合わない人とは一緒にいたくないとは、誰もが思うことだ。だが、小野伸二は「合わない人ほど興味を持つ」という。  オレはあいつと合わない、あいつはオレのことを避けている……なんてことはよくあることです。人間、好き嫌い、合う合わないって、ないほうがおかしいじゃないですか。僕は妻と出会ったときにこんなことを言われたんです。 「自分が思っていることは相手も思っている」  僕は妻から言われたこの言葉が、今でも頭にあります。自分が悪口を言っているなら、相手も悪口を言っているんだなって。  僕はあんまり人を嫌いになることがないんです。逆に合わないなと思う人のほうに興味を持ってしまうくらいです。こいつとオレは、なんで合わないんだろうな、どうしたら仲良くなれるのかなって考えたりします。  仲良くなるポイントって、言葉遣いだったり表情だったり、意外と些細なことから始まるものです。それはSNSも同じだと思うんです。いきなり上からの物言いをしたり、横柄な言葉遣いをしたら、誰だって嫌な気持ちになりますからね。  人を好きになることって大切なことだと思います。それができたら、遊びに行くのも飲みに行くのも、いろんなことが、全力で楽しめちゃいますからね。
’79年、静岡県沼津市出身。’93年にU-16日本代表に選出され、その後も各年代の代表として活躍。清水商業卒業後は浦和レッズに入団。その後、オランダ、ドイツ、オーストラリアなどのチームを渡り歩き、昨年8月に北海道コンサドーレ札幌からFC琉球へ移籍した
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