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「サザエさんじゃんけん」に異常事態発生!勝率8割超えのマニアが分析

年に一度、訪れる「100%勝てる日」

 例えば、「1週目がパーで2週目がチョキの場合、3週目がグーの確率が約63%にもなる」のです。ランダムだったらどの手も33%になるはずなのに、こんなにも強い傾向があることが判明しました。このときは何かを発明したんじゃないかってぐらい嬉しかった記憶があります。そして、2017年は勝率0.744、2018年は初の年間30勝で勝率0.789へとぐっと上がりました。年間最多勝は2019年の33勝。何事も分析は大事ですね。

2019年はキャリアハイとなる年間33勝を記録

 同時期に「新年1発目のサザエさんは毎年必ずチョキを出している」ことにも気づきました。僕が挑戦し始めたのが2007年の途中からだったので1月の記録はないのですが、2008年から毎年必ず1月最初の放送はチョキなんです。2020年までずっと続いています。100%勝てる日なんです。  また、1月だけでなく、4月7月10月のいわゆる「クールのはじめ」もチョキが多い傾向にあるということにも気づきました。特に7月と10月は2008年以降、100%チョキ。これに気づいたときも嬉しかったですね。

「グー→パー→グー→パー」の流れは0%

 あとは今年は放送中止になってしまいましたが、27時間テレビの放送内でのサザエさんもチョキの割合が高いです。2007年以降、2008年と2017年以外全部チョキなのでチョキの確率が85%にもなっています。  さらに細かいところでいえば、「1週目がグー、2週目がパー、3週目がグーの場合、4週目がパーの確率は0%」です。僕が記録を取り始めた2007年以降、「グー→パー→グー→パー」のパターンは一度もありません。

年別の分布表。2020年は極端にパーが多く、グーが少ないことがわかる

 2017年からはTwitterで毎週日曜日の放送前までにサザエさんの出す手を予想してつぶやき始めました。すると、「サザエさんじゃんけん研究所」さんという方からフォローしていただきました。  サザエさんじゃんけん研究所さんは僕なんかよりはるか上で、サザエさんじゃんけんを第1回から記録をされている方です。この方の研究でも「3回連続同じ手は滅多にない」ことと「新年1発目はチョキである」こと、「4月、7月、10月の1発目もチョキが多い」ことを提唱されていて、僕の分析が間違いではなかったのだと安心しました。
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再放送スタートで起こった「異変」
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