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芸能界を引退した渡辺麻友さんが成し遂げた“完璧なアイドル”としての功績

『第68回NHK紅白歌合戦』で優秀の美を飾り卒業

 最後の出馬であることを明言しながら出場した、2017年の第9回AKB48選抜総選挙では惜しくも2位という順位だったものの、総選挙内で行ったスピーチでは自身のグループ卒業を発表し、メンバーや彼女を支えてきた多くのファンの涙を誘った。
みんなの夢が叶いますように

まるでウェディングドレスのような卒業コンサートのドレスも話題になった(画像は『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』のジャケット写真から)

 最後には、伝説のアイドルである山口百恵のラストステージを彷彿とさせるような、ステージにマイクを置く演出がほどこされ、当時SNSなどでも大きな話題となった。  思うに、渡辺さんが前もって“最後”と明言しながら出馬したことは、ファン達に自身の卒業を予感させ、心の準備をする時間を持たせてくれたようにも思える。そして結果が2位であった事実は、あえて身を引き、次の世代にバトンを渡すかのような引き際を感じさせるようで、彼女の“鋼のアイドル道”の幕引きとしては実に美しいものだったのかもしれない。

卒業後は女優として活躍

 卒業後は、NHKの朝ドラ『なつぞら』への出演が話題を呼んでいた渡辺さん。本作で彼女は広瀬すず演じるヒロイン・なつの同僚・茜役で出演。その演技も評価されており、これからは女優としての活動にシフトして行くのだろう、と多くのファンは思っていたことだろう。  しかし、冒頭でも触れたように、渡辺さんは6月1日の夕方突如として自身の公式Twitterを更新。最後に彼女は「私事ではありますが5月31日付けで長年お世話になりましたプロダクション尾木を退所し、芸能のお仕事を離れる運びと致しました。これまで関わって下さった皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました! 世間ではまだ大変な状況が続きますが、皆様くれぐれもお身体にはお気をつけ下さい」と綴り、メディアからその姿を消したのだった。 ――今や巷には数多くのアイドルが活躍しており、なかには過激な立ち振る舞いをする者もいる。だが、そんな業界でノースキャンダルを貫き、いつも華やかな姿でファンを笑顔にしてくれた渡辺麻友さんの存在は、一際輝きを放っていたという声も多い。過酷な芸能科から身を引いた渡辺麻友さん。これからの彼女の幸せを願うばかりだ。<文/A4studio>
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