月150万円を稼ぐオンラインキャバクラ経営者。コロナ不況を横目に
世界中に不況の嵐を巻き起こした新型コロナウイルス。正社員が”コロナ解雇”の憂き目に遭うなど、安全地帯にいた人ですら、生活が脅かされている。ところが、そんなコロナ不況を横目に、カネを稼ぎ出す猛者たちがいた――。国や組織に頼らず自らの知恵でチャンスを掴んだその方法とは?
休業要請対象施設に名指しされたキャバクラ。コロナ禍で閉店に追い込まれるケースも少なくない。だが、主戦場をオンラインへと移し、利益を上げている人もいる。
オンラインキャバクラ澪の経営者あいめこ氏はもともとSNSコンサルなどに従事し、収入は50万円ほど。オンラインキャバクラを経営してからは多いときで100万円も収入が上がったという。
「澪の基本料金は1時間3000円。HPからキャストと時間を選んで予約し、キャストの都合がつけばZoomのIDとパスワードが送られてきます。また、ギフトという、キャストに直接投げ銭できるシステムもあります」
その利益は、キャストへの給料を差し引いても4月は75万円、5月には100万円が手元に残った。もしこのまま好調が続けば、年間1000万円前後の利益になる計算だ。さらに、オンラインキャバクラ運営のノウハウもnoteで販売。4~5月の2か月間で約70万円の収入があったという。
だが、緊急事態宣言が解除され、徐々に実店舗も営業を再開しつつある。顧客は店舗に流れないのか。
「もともと、実店舗とは違う楽しみ方を見いだしている人がオンラインキャバクラを利用するので、棲み分けができています。アフターコロナでも、利用客はそこまで減らないのではないでしょうか」
実店舗派には良さがわかりにくいかもしれないが、オンラインキャバクラは一対一で女のコと会話をするため、ほかの客やキャストの目もなく、変に見えを張る必要もない。リーズナブルかつ気軽に楽しめるのがメリットだ。
「一対一という特性を生かして、日頃の悩みをカウンセリングのように打ち明けてくる人もいますね」と、あいめこ氏。コロナ禍でも新しい市場は生まれていく。
★あいめこ氏の金言……アフターコロナを見据えた経営で長期的な利益を!
【オンラインキャバクラ澪・店長 あいめこ氏】
祇園のホステスなどの職歴を持つ。現在はオンラインキャバクラ経営の傍らSNSコンサルやYouTubeの脚本制作などに従事
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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