恋愛・結婚

「空気を読みすぎる人」が結婚できない理由。多数派は実はモテない…

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

山本早織

 先日、ジャニーズ事務所を発表した手越祐也さん。アイドルとしてたくさんファンから支持を集めていた手越さんですが、プライベートでもとてもモテるそう。私は以前、グラビアの仕事をしていたこともあり、芸能関連の知り合いも少なくないのですが、手越さんの尋常ではないモテエピソードを彼らからよく聞いていました。  今回はそんな手越さんがプライベートでもモテる理由から学ぶ「婚活を成功させるために必要な心構え」についてお伝えします。 「いやいや、手越くんはイケメンだからモテるんだよ」とか「有名だから女性が常に周りにいるんだよ」と思っているのではないでしょうか。しかし、イケメンアイドルなら誰でもモテるわけではありません。  もちろん第一印象で好感を得やすいことはあるでしょう。しかし、女性からすると明らかに誰が見てもイケメンな男性は「きっと浮気をするだろうな」とか「自分よりも素敵な女性がいるだろうな」とか「遊ばれそう」などと女性から警戒心を強く持たれがちです。  なので、イメージほど人気アイドルのプラーベートは華やかでないことも珍しくありません。しかし、手越さんの一連の言動を見ていると、モテる理由が明らかになってきます。

ネガティヴなフィードバックは伝えない理由

 婚活をしている多くの男性はお見合いでうまくいかなかったとき、「なぜうまくいかなかったんですか?」「どんなフィードバックがありますか?」「何をすればよかったでしょうか?」と相手の女性のフィードバックを気にします
デート

※写真はイメージです(以下、同)

 ただ、私の結婚相談所ではお相手からいただいたお見合いのお断りのフィードバックは伝え方を少し変化させたり、伝えるべきもの(たとえば、食べ方やエスコート方法など)だけはお伝えしますが、すべての情報を共有することはありません。  なぜかというと、人はネガティブな情報をたくさん受け取ってしまい、ポジティブな情報にフォーカスを当てられないというクセがあります。多くの人が自分に自信がなくなってしまい、ますますモテなくなってしまうのは避ける必要があるためです。  先日、弊社の会員男性からこんな相談を受けました。 「いつも行っている居酒屋で僕が『銀歯のある女性とキスができない』と言ったところ、仲間に『そんなんだから彼女ができないんだ』とか『ありえない』と否定されました。自分は変ですか?」  私は「自分は間違っているのか」と考える必要はない返事をしました。「銀歯のある女性とキスができない」といった男性は、ただそのコミュニティの中では少数派だっただけ。もしかしたらそこに歯医者さんや歯科衛生士さんがいたら、その意見に同意していたかもしれません。しかし、人は「多数派の意見が正しい」「普通だ」と思ってしまいがちです。  それでも自分に向けられた否定的感情やネガティブな情報に人は傷つきます。その結果、傷つかないように自分を多数派に入れるために変化させようとします。  しかし、婚活をする上で、「多数派になること」が「結婚できること」につながるとは言えません。むしろ少数派の意見を持っている方がその人の個性であり、その人の愛すべきところであるため、たった一人の運命の人に出会える確率が上がるのです。
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多数派になればモテるわけじゃない
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