ステイホームによる「コロナ太り」を「最速で解決してくれる！」とTwitterで話題沸騰中のダイエット本『ガチ速”脂”ダイエット』。提唱者は、自身も2か月で32Kgの減量に成功したビジネスプロデューサーの金森重樹さんだ。 　“脂”で痩せるという一見トリッキーなメソッドだが、金森さんをはじめ、本書の制作がきっかけで“#金森式”に取り組んだ担当編集H（40代男性）は4か月で80kgから63kgに、ライターのN（30代女性）は半年間で60kgから50kgに、またレシピ考案でも活躍するTwitterの名物フォロワー・KUROさん（30代女性）は1年3か月で91Kgから63Kgになるなど、成功者が続出している。 　タイプの違う4人が、どのように取り組んだら効果が出たのか？　本書にも掲載した赤裸々な座談会を少しだけご紹介したい。 編集H　KUROさんが“金森式”を始めたきっかけから伺えますか？ KURO　若い頃からずっと肥満に悩まされていて、これまでの人生であらゆるダイエットを試しては挫折する……というのを繰返してきました。テレビでよく紹介される“これだけ食べれば痩せる式”ダイエットは、大体やりましたね（笑）。 　キャベツ、りんご、キュウリ、バナナ……でも、全然痩せられなかったんです。ただ、ダイエット情報にはいつもアンテナを張っていたので、ある時Twitterで“金森式”に出会いました。糖質制限もよく目にするようになっていたので、いつも通り「とりあえずやってみよう」と始めたら、すぐに効果が出て驚きました。そこからメソッドに忠実に１年以上続けています。 編集H　30キロ近く痩せたら、随分体が軽くなったと感じますよね？ KURO　とても軽くなりました。もともと91Kgあって、このままいくと100Kgの大台に乗ってしまうかも!?　と心配していたのが嘘みたいです。 金森　身長が155センチということは、もともとBMIは38近くありましたか？ KURO　そうです。それが今26まで下がってきたので、ようやく肥満を脱せそうです。 ライターN　私もBMIが20まで下がって自分でも驚いています。 編集H　そもそも“金森式”に惹かれた理由はどんなところでしたか？ KURO　食べること、特にお肉が大好きなので、「ダイエットなのにお肉を食べて良い！」というのはとても魅力的でした。 ライターN　同感です。ただその考えが甘いということも後々分かったので（笑）、ぜひその辺りのメソッドは本書でチェックして欲しいですね。具体的にどんなメニューから始めたんですか？ KURO　最初は、いわゆる糖質制限から始めました。朝はゆで卵、昼は牛ステーキ、夜もお肉中心でおかずを好きなだけ食べて、ご飯、麺などを控えるという方法を試してみたら、最初の一週間で2～3Kg。二週間で5Kgほど痩せました。いわゆる「水抜け期間」だと思うのですが、本当にスルスルと痩せられたんです。 　実は私の場合、ダイエットの先の目標として妊活がありました。“金森式”を始める前に、婦人科で多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）という疾患があると診断されていたんですね。その疾患の原因のひとつが糖代謝異常だということで、もともと糖を受け付けない体質。断糖が体質改善に重要だということも分かったんです。 金森　は～なるほど！　やはり、糖と炎症が絡んでいたんですね。 KURO　甘いものは大好きだったので断糖は辛かったですが、“金森式”をやっていくなかで代謝のメカニズムへの理解も深まって、糖代謝異常＝インスリン抵抗性でインスリンが効きにくくなった状態だとすごく腑に落ちました。PCOSと不妊と肥満、すべてが関連していたんです。 ライターN　私も20代の頃はどんなに深夜ラーメン＆ビールを食べても太らなかったのが、30代になると坂を転がり落ちるように増量するようになっていて、気がつけば人生最重量を更新し続けていたんですよね……。電車に駆け込むと信じられない量の滝汗をかき、原因不明の蕁麻疹にも悩まされていた。それが、断糖高脂質食にしてから激変。まったく気にならなくなりました。ダイエット成功はもちろん、体質改善にも効果があったのは嬉しいですね。