
長く続いたコロナによる自粛期間が終わり、徐々に日常を取り戻しつつあるかに見える昨今。残ったのはお腹周りについた余分な脂肪、なんて“コロナ太り”に悩む人も多いのではないだろうか。
そんな悩みを解消するダイエット法として注目を集めるのが、断糖高脂質食によるアプローチだ。わずか2か月で90㎏から58㎏という破壊的な成功を収めた実業家の金森重樹氏はダイエットの肝として脂質に注目。断糖高脂質ダイエットの監訳本を出版するかたわら、このたび『
ガチ速“脂”ダイエット』を上梓した。
糖質を徹底的に排し、脂質を主たるエネルギー源とすることで劇的なスピードで痩せるというのが骨子なのだが、この方法を試したスタッフもダイエットに次々と成功。
・ アラフォーの担当編集(♂) 80㎏→63㎏
・ アラフォーライター(♀) 60㎏→50㎏
・ アラサーライター(♂) 75㎏→67㎏
と、本書の制作をとっかかりに始めたところ、あまりの効果に驚かされている。ちなみに、この記事を書いている私は担当編集として半年ほど「#金森式」を体験。驚くほどスリムな体を手に入れた。

「金森式」を開始前(左)は腰痛がひどかったが、するすると体重が減っていった結果、気づけば解消。アゴ周りの肉もなくなり、写真右のような仕上がりに。
■大活躍した魔法のレシピとは?
金森氏が提唱する理論はいわゆる糖質制限とは一線を画すもので、脂質の重要性やサプリメントの活用をはじめ、現代人の栄養の歪みを直すことが起点となっている。
詳しくはぜひ、書籍を参考にされたいが、この断糖高脂質食をやるうえで活躍したメニューがいくつかある。
牛脂やサバ缶を主食に、脂質をたっぷり摂るのが断糖高脂質食では定番なのだが、個人的に一番を挙げるとしたら、「午後の紅茶 おいしい無糖」だ。朝起きてMCTオイルをたっぷり入れた「MCTオイル紅茶」を愛飲すると食欲はわかずに夕方まで過ごせ、夜にしっかりメインを摂るというのが鉄板パターン。
とはいえ、たまには違った味がほしくなるもの。そこで大活躍したのが紅茶ゼリーだ。金森さん直々に教えてもらった紅茶ゼリーは作り方が簡単で、見栄えもよくおいしい。
(材料)
午後の紅茶 おいしい無糖 1本(500cc)
ゼラチン 10グラム
生クリーム 適量
(作り方)
① 鍋に午後の紅茶おいしい無糖を入れ、ゆっくり弱火であっためる。沸騰する直前で火を止める
② 耐熱容器に移し、ゼラチンを投入。かき混ぜる。じゅうぶんかき混ぜたら、粗熱をとる
③ 冷蔵庫に入れ、1時間ほど冷やせば完成。生クリームをかけ、食べる
ちなみに、午後の紅茶おいしい無糖のペットボトル1本で2~3人前はできるのだが、ついおいしくて平らげてしまうことが多かった。食事と食事の間で小腹がすいたときにピッタリで、週に3回はヘビロテするメニューだ。生クリームOK(動物性脂肪が望ましい)というのがありがたい。私はタカナシの純正生クリームを愛用していた。
このように、断糖高脂質食では空腹感と戦わなくてよいのが大きな魅力的だ。「
ガチ速“脂”ダイエット」では、生クリーム入り紅茶入りゼリー以外でも豊富なレシピを紹介している。もちろん、基礎的な理論や実践方法まで、初心者にもわかりやすいように作られている。
コロナ太りを解消したい人はぜひ、手にとって欲しい。
取材・文/編集部