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コロナ太りを一発解消。話題のダイエット法「#金森式」の基礎理論

#金森式 新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛や一斉休校、在宅勤務……異例の1年となった2020年も残すところあとわずか。通勤やジム通いなど日常での運動量が減り、「コロナ太り」なるワードも現れた。  ただその一方で、忘年会や会食を控えるよう周知されているこの年末年始は、食生活を見直す絶好のチャンスとも言える。  カロリー制限、断食、置き換えダイエット、糖質制限などダイエットには様々なアプローチがあるが、ツイッターやユーチューバーの間でにわかに注目され、GACKT氏やかまいたちの山内氏も取り上げているのが、#金森式なる「断糖高脂質食」だ。

■糖質制限を越えた究極の食事法

 提唱者であり、『ガチ速脂ダイエット』の著者である金森重樹氏は、次のように語る。 「断糖高脂質食ダイエットは、糖質を徹底的に排除して(断糖)、脂質をエネルギー源とすることで痩せるダイエット法です。よく『炭水化物を食べない糖質制限と一緒でしょ?』などと誤解されがちなのですが、まったくの別ものなんです」  なにより金森式では、脂を摂る[高脂質]が最大の特徴だ。 「糖質主体の食事をしていると、血糖値を抑えるためにインスリンが大量に分泌されます。インスリンには、使いきれなかったブドウ糖を中性脂肪として体内に蓄え、脂肪の分解を抑制する働きもあるため、内臓脂肪や皮下脂肪になってしまう。しかも糖質の中毒性は非常に高く、なかなか辞められない。一説には、コカイン以上とも言われるほどです」  そこで新たな依存先として、脂が欠かせないのだ。 「単に糖質だけをカットすると一日に必要な総エネルギー量の60%を失ってエネルギー不足に陥ってしまう。そこで、糖質の代わりに脂質をたっぷり取る食生活にシフトチェンジすると、それまで糖質をエネルギーにしていた体が脂質をエネルギーにするように切り替わり、脂肪がどんどん燃えて短期間で一気に痩せることができるんです」
#金森式

写真左は2015年当時の金森氏。90kgあった体重は断糖高脂質食に極めて近い旧石器時代食を取り入れることで、あっという間に60kgを切った

 しかし、ただ単に断糖高脂質食に切り替えれば体重が激減するかというと、「なかには躓いてしまう人もいるんです」と金森氏。 「いざ脂肪を燃やそうとしても、過去の無理なダイエットや不摂生が原因で、ビタミンやミネラルの不足によってエネルギーの代謝がうまく回らない、という人も多いんです。これを『質的栄養失調』と呼びます。脂質代謝に必要なB2をはじめとするビタミンB群やミネラルが枯渇してしまっていると、減量がすぐ停滞したり、まったく痩せない。つまりいくら断糖高脂質食にしても適切な効果が出ない人は、質的栄養失調をまっさきに疑うべきなのです」  そのため金森式では大量のサプリメントも推奨している。 「僕自身もビタミンB群(ビタミンB1、B2、B6、B12)とビタミンC、ナイアシン、キレート鉄、マグネシウムなど様々なサプリメントを日々、摂取しています」

■担当編集者も半年で17kgの減量に成功

 現にこのメソッドでは、成功者が続出中だ。 「脂を食べて痩せるなんて、つい金森さんも頭がおかしくなったか……と失礼ながら思いましたね。  そう語るのは、『ガチ速脂ダイエット』の担当編集H氏。金森氏がまだ肥満体型だった頃からの旧知の仲だ。 「昔はポッチャリだった金森さんが、会うたびに若々しくスリムになっていくんですよ。最初はいぶかしがっていたものの、がぜん興味が湧いて’19年の春頃、軽い気持ちで試してみたんです。というのも僕は身長が173cmなのですが、当時の体重は80kgをゆうに超えていた。健康診断では太り過ぎと言われ、腰痛も抱えていました。一念発起して#金森式ダイエット法に取り組んでみることにしたんです。そうしたら、思っていたより簡単に痩せられて……」
#金森式

担当編集者は6か月かけて17kgの減量に成功。「どうやって痩せたのか」周囲から質問責めされる毎日だ

 H氏は見事、半年で17kgの減量に成功。そしてそんなH氏が痩せていく様子に刺激され、アラフォーライターN氏も挑戦すると、これまた見事に成功。さらに、別部署の販売担当者の夫も挑戦したところ、5kgの減量にあっという間に成功。金森式は伝播した。
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週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu

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