エンタメ

第565回 7月11日「晴耕コロ読のすすめ」

・このタイミングで旅行とか観光とかを盛り上げようとしてるのって、頭おかしくないですか。どう考えても今は文芸やゲームを推進した方がいいと思いますよ。 ・今読んでほしい本をYouTubeでちまちまと紹介してます。どうぞ。

『ペスト』/アルベール・カミュ

「これは人間がペストと果敢に戦う話ではありません。がんばっても無駄だ、という話です。医学も、宗教も無力です。圧倒的に不条理なものとして伝染病を描いてるわけです」

『ハンニバル』/トマス・ハリス

「閉塞状況の今、自分を取り巻く世界とうまくおりあいがつかない人たちへ。レクター博士が使いこなす”記憶の宮殿”について」

『ファーブル昆虫記』/アンリ・ファーブル

「パーティーや旅行はしばらく休んで、身近な自然観察はいかがでしょうか。ファーブル昆虫記は文学です。ぜひ大人になってからもう一度、読み直してほしい。そんな時に絶好の翻訳書が出ています」

『柳生忍法帖』/山田風太郎

「『鬼滅の刃』ロスのみなさんに山田風太郎作品を強くおすすめします」

『やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記』小松左京

「日本がテクノロジー立国へと進んでいくきっかけとなった1970年万博。その思想を牽引したのがSF作家・小松左京です」

『今日の芸術』岡本太郎

「日本のサブカルの原点を探す考察を続けています。芸術は”ここちよくあってはならない”という岡本太郎の言葉をリマインドします」

『悪徳学園』平井和正

「日本の第一期SFブームについて。この本に収録された『星新一の内的宇宙』という短編について」

『コーヒーの科学』旦部幸博

「理系のコーヒー本を紹介します。香りや味わいといったアナログな感覚をデジタルに解析しようという試み。それは情緒と科学の境界にあり、とても文学的です」
……………………………………………………………………………………………… 作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。
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