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第578回 10月1日「東京ゲームショウ、今年は”ハイブリッド”で」

・今年も「東京ゲームショウ」がスタートした(10月3日まで)。昨年はコロナ禍に対応して急遽オンライン化されたわけだが、今年はその方向性でもう一段階進化し、ハイブリッド開催という形になっている。 ・オンラインでは一日中「公式番組」を配信。そこで次々と紹介されるタイトルをすぐに購入できる「アマゾン特設会場」、各ゲームの一部分をテストプレイできる「体験版無料トライアル」、バーチャル東京ゲームショウをウォークスルーできる「TGS VR」などのポータルが用意され、期間中活発に稼働する。部屋にいながらにしてゲームの最先端を一挙体験するチャンスだ。 ・そして現実空間の会場も設営されている(幕張メッセ)。一般入場は受け入れていないが、情報の発信拠点としての「場」が定義されているわけだ。ここに新作タイトルの試遊スペースや公式出展社番組のスタジオなどが置かれ、ここから配信を続けることで、リアルなお祭りを伝える。公式の生番組だけでなく、招待インフルエンサーによる現場からの自由な配信も行なわれている。   ・リアル会場が祝祭の象徴として機能する。現実の会場内の試遊スペースのラインナップやスタジオで公開されるプログラムにひもづけられて各ゲームタイトルの情報が集約され、そこからネット上の、各社サイトあるいはクリエーターやインフルエンサーのSNSコンテンツへとつながっていく。この立体構造が今後のゲームイベントのモデルケースになりえるのではと思う。 ・海外メーカーの参加が増加していることにも注目したい。オンライン開催で距離のハンディがなくなったおかげだ。そして今ゲームがワールドワイドな商品になっているという点も重要だ。全世界のゲーム情報をまとめる場所が必要であり、それはオンライン上であるべきだろう。 ↑幕張メッセ会場には33社が出展。各ブースは取材者への対応を念頭に余裕を持ってセッティングされている。 ↑KONAMIは『遊戯王マスターデュエル』など試遊展示、セガは新作RPG発表、ディースリー・パブリッシャーは『地球防衛軍6』を大プッシュ、……など。 ↑おなじみのモンスターエナジーは『Apex Legends』とのコラボ出展、そして今回初参加のイケアはゲーミング家具を提案。 ↑メディアだけでなくインフルエンサーの取材を受け入れ、現場からの配信もサポート。 ↑吉本興業のタレント陣による幕張メッセ会場からの生リポートも。もちろん公式番組の配信は一日中続いている。作家。小説のほかマンガ、アニメ、ゲームの原作を手がける。著作に『アンドロメディア』『プラトニックチェーン』『iKILL(ィキル)』等。ゲーム制作会社GTV代表取締役。早稲田大学講師。
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