恋愛・結婚

結婚で「価値観が合う/合わない」より大切なこと。一緒に生活するには…

「好きなもの」より「嫌いなもの」が一緒が大切

婚活 次第に田中さんも女性との交際終了の理由が「価値観が合わなかったから」というようになりました。そのとき、私はひとつのアドバイスをしました。 「田中さん、価値観が合うことや趣味が合うことや好きなことが同じことよりも嫌いなことが一緒の人の方がうまくいきますよ」  実は結婚は嫌なことが同じであるほうがうまくいくのです。  離婚をした人の理由を見ると、一目瞭然。相手の地雷がわからず、相手の嫌なことをしてしまう。それを積み重ねた結果、離婚をしてしまうのです。好きなことが合わないから離婚をするという人はほとんどいません。  恋愛であれば「好きなことが一緒」「趣味が一緒」なのが大事です。しかし、結婚の場合、嫌いなことが同じであることが重要で、趣味や価値観は結婚後に少しずつ2人で新しく作っていくものです。  私のアドバイスを聞いた田中さんは、今まで趣味が同じだったりプロフィールが似ていたり同じ職業だったり……そんなふうに相手を選んでいたのですが、次第に「こだわるところは年齢のみ。それ以外は会って判断する」と価値観が変化していきました。  さらにデートのときには「相手がどんなことで嫌な気持ちになるのか」「相手はどんなことが地雷なのか」と、価値観の中から探っていくようになりました。実は嫌いなことや相手の地雷も相手の価値観の中に隠れているのです。

新しい「価値観」を一緒につくっていくこともできる

婚活 ご入会から5か月。ひとつのアドバイスで価値観が変化した田中さんがお相手として選んだ女性は、今まで自分が出会ったことのないようなキャラクターでした。アウトドアな田中さんに対して彼女はインドア。今までとらわれていた結婚相手像が変わり、幸せな結婚につながりました。  田中さんが趣味はアウトドアで、彼女はインドアだったこともあり、2人で新しく作った趣味は「映画鑑賞」になったようです。毎回のデートで映画を見て、その後一緒に食事をする。これが2人の趣味になったようです。  人はどうしても自分と同じ部分を持った人を好きになりがちです。しかし、生活をしていく上では好きなものが同じよりも嫌いなものが同じ方がうまくいく。これは私自身も自分の離婚から学んだとても重要なことでした。
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_
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