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蒙古襲来がテーマの海外ゲーム『Ghost of Tsushima』はなぜ大ブレイクしたのか?

3:上級者も初心者も楽しめるゲーム性!

 ゲーム上級者からライトユーザーまで楽しめる懐の深いゲーム性もポイントです。ゲームオーバーになってもペナルティはなくその場からリスタートでき、難易度設定も3段階から選べる親切設計となっています。ゲームに不慣れなユーザーも存分に物語と世界観を楽しむことができます。  主人公の仁は正々堂々と敵に挑む侍スタイルでも、「くない」「煙玉」といった暗具を駆使して敵を闇討ちする隠密スタイルでも戦えます。「受け流しの極意」「連殺」などのスキルを選んで伸ばし、自分が思った主人公像を育成で作れるのも面白いところ。
ghost of tsushima (4)

武士らしからぬ闇討ちでの戦闘も可能だ

 敵の攻撃を受け流してからスパッと斬る爽快感、「てつはう」で一気に蒙古兵を倒す背徳感、ボスとの一騎打ちの緊張感……。いずれもバランス良くミックスされ、スタイリッシュな時代劇のヒーロー気分に浸れます。やはりゲームである以上、肝心のゲーム部分が面白くなければここまでの評価は得られなかったでしょう。  今年の年末に発売される新ハード・PS5を前に、PS4の集大成として名前が残ることが確実となった『ゴースト・オブ・ツシマ』。今後まだまだセールスは伸びていきそうです。 <文・卯月鮎/写真はHPより引用>
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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