では、配達員になって稼ぐならどうか。出前館はシフトを組んで出勤する時給制、ウーバーは配達件数に応じて金額がプラスされる出来高制となっている。 「決まった時間に働いて、決まった額が稼げるという安心感が出前館にはあります。僕の場合は時給1200円ですが、ただ、1時間に何件運んでも、稼ぎは変わらないので、忙しいときは損した気持ちになりますね」（吉田さん） 　なら、やるだけ稼げる出来高制のウーバーのほうがいいのか。 「例えば、ストイックに一日12時間、1か月働き通せば月40万円ほど稼ぐこともできます。時給に換算すれば1200円ですが、脚がパンパンで死にます。僕の場合、登録して2日目に4000円で購入した配達バッグを盗まれてやる気がなくなりました。あれ、フリマアプリで転売したらそこそこの額になるんですよ」（金城さん） 　利用するにしても安心度が高く、配達員も堅実に稼げるため、総合点では出前館に軍配が上がった。 ＜取材・文／週刊SPA！編集部＞ ※週刊SPA！7月28日発売号の特集「賢く生きる［情強サービス］決勝戦」より