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『どうぶつの森』の大ブレイクは『ピクミン』にも波及するか?

『ピクミン3 デラックス』は、Wii U版の追加ステージなど有料コンテンツをすべて収録し、また、過去作の主人公であるオリマーたちが活躍するサイドストーリーミッションも加わっています。「原生生物図鑑」、条件を達成すると入手できる「進級バッジ」のやり込み要素もプラスされ、まさにボリュームアップの“デラックス”です。
 主人公は食糧資源を探して宇宙に旅立った調査隊、アルフ、ブリトニー、チャーリーの3人。『3』になって空を飛べる「羽ピクミン」、固い体の「岩ピクミン」が新登場しました。
ピクミン3

『ピクミン3』の3人の主人公

 リメイク版の発表後「やばい、早くやりたい!」「Wii U持ってなかったので遊びたい」とSNSでは話題になっていましたが、少し気になるのは主流となっているオープンワールドのゲームと方向性が異なる点。いってみれば『ピクミン』は、箱庭のなかで決められたリソースをやりくりし、不自由さを楽しむゲーム。広い世界でプレイヤーが好きなようにものを作ったり、冒険したりが当たり前の昨今、『ピクミン』のもどかしさが若い世代に受け入れられるかはやや気がかりです。
ピクミン3 デラックス

ものを運ぶピクミンたちの姿はけなげさを感じさせる

『ピクミン』が秘めているポテンシャルは大きなものがあります。今後発売されるであろう『ピクミン4』にうまくバトンを渡せるか、『ピクミン3 デラックス』の売り上げや評判が『ピクミン』シリーズの今後を占うことになりそうです。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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