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「俺には家族が3つある」。会社経営者を悩ますトンデモ役員の素行

会社役員に迎えた優秀な男の正体

会田さん

会田さん

 Web広告運営をメインとした事業を展開している、会社経営者の会田さん(仮名・45歳)。彼の会社が6期目を迎えた頃、今回紹介する男性(以下A氏・47歳)と出会う。 「何となくビジネスが停滞していると感じていた時、社内に新しい風を吹かせたいと思ったんです」  A氏はビジネスパートナーからの紹介でビジュアルも良く、ハキハキとした受け答え。初対面の印象も良かったそう。これまでの経歴も申し分ないくらい優秀だったこともあり、会田さんは会社役員として彼を迎え入れることを決めたという。採用してすぐに新規契約を獲得、新規事業の立ち上げ等、その売上額は約1億円という。会田さん自身、A氏のおかげで様々な人脈が増えたそうだ。 「当時は、魅力あるメンバーを迎えることができたと思いましたよ」  そんなことを思ったのも束の間。徐々にA氏の化けの皮が剥がれ始める。 「経営者サイドの立場を悪用して、やりたい放題やりはじめたんです」 “秘書が欲しい”と言い出し連れてきたのは、水商売っぽさが抜け切れていない派手目な20代の女性。女性側に話を聞いてみると、A氏が夜の店のお客さんの一人だったことが判明したそうだ。 「これはまだかわいいほう。もっとひどいのがあります」  事の発端は、緊急事態宣言期間中の領収書だった。
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A氏には3つの家族が?
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