クラウドソーシングでの仕事は一旦休み、祖父の役に立てることをしたいと思い始めた。スマートフォンの操作方法を教えたり、通院のサポートをしたり…。優菜さんからするとまったく負担ではなかったそうだが、祖父からは非常に喜ばれたんだとか。 「そのたびに一言メモと1万円を渡してくれるんです」 　気づけば、10万円近くを手にしていた優菜さん。そして、あることに気づいてしまう。 「批判されるのは重々承知です。“コロナが落ち着くまではおじいちゃんからおこづかいを貰ってなんとかしよう”って決めました」 　LINEの使い方や買い物代行など、思いつく限りの手伝いはたくさんした。その結果、祖父からのおこづかいは現在、月15万円ほどに。 　しかし、罪悪感を感じたりはしないのだろうか。 「おじいちゃん、年金暮らしなんですよ。もちろん胸が痛いです。でも私も大変だし…」