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“クソリプ”防止機能にアイドルたちの反応。歓迎ばかりと思いきや…

逆にクソリプ“ありがたい”派も…

クソリプ

クソリプは迷惑だというアイドルがほとんどだが…

 一方、「クソリプ、どんとこいです!」というタイプのアイドルもいる。キャラ設定がドSだという瑠奈さん(25歳・仮名)だ。 「私はSNSでも常にオラオラだし、ファンもMが多いんです。でも、その中でたまに本気で的外れだったり気持ち悪かったりするリプを送ってくる人がいるんです。  それを私の場合は引用リツイートするんですよ。あえてキツイ一言を添えて。“ネタ”として使ってる感じですね。そうすると、既存のファンは喜ぶんです。だから毎日来たらウザいけど、たまにはクソリプ欲しいなって思います(笑)」  彼女は今後も特にクソリプ防止機能は使わないそうだ。筆者も現役の売れてないグラドルだが、完全にクソリプ“ありがたい”派だ。  先日もこんなことがあった。海でビキニを着たので、その写真をTwitterに載せたところ、珍しく700近くのいいね! がきた。素直に嬉しいな、と思っていたがリプの1割程度が「乳輪見えてますよ」というものだった。  筆者は“乳首や乳輪は出さない”というモットーがあり、仕事でも出したことは1度もない。それを、誰でも見ることができるTwitter上で無料提供なんてするハズがない。  だが、数人は『乳首、乳首……』と湧いていた。そのリプを筆者は『タダで乳首出すわけねえだろ』と、瑠奈さん同様に引用リツイートをした。すると、クソリプ野郎は懲りずに乳首とおぼしき部分を拡大して再度リプを送ってきた。  相手のメンタルの強さにビックリしてしまったが、個人的には面白かった……というか面白がってしまった。とはいえ、これは一般的にかなりのクソリプだろう。実際、この一連の流れを見ていた若いアイドルから『さりぃさん、本当にメンタル強いですね。私、あんなリプきたら死にたくなりますよ』というLINEが届いた。  きっと大部分のアイドルや女性はこういう反応なんだろう。  SNSは無料で自分を表現したり売り出したりすることのできる最高のツールだが、ネット上で顔の知らない人間と、いかにストレスなく付き合うかが継続や成功の肝なのかもしれない。<取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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