「女性との性行為はムリ」の男性。選んだ結婚相手は?
近年、国内外で問題視されている若者の「性行為離れ」。しかし、その真偽や実態はいまだに曖昧だ。実際に性行為離れが進行中の男女に密着取材を敢行し、不可思議な若者たちの生態に迫った!
▼山本佑樹さん(仮名)・29歳・製造業
「恋愛感情はあります。でも、いざ性行為するとなったら無理」
そう語るのは自身をノンセクシュアルだと語る山本佑樹さん(仮名・29歳)。ノンセクシュアルとは、他者に対して恋愛感情はあっても性的欲求を持たない人を指す。
「自分の恋愛感情は、一緒にいたい、話していたいというくらいで、その人と性行為をしたいとは思わないんです。23歳で初めての彼女とシたのですが、疲れるだけで、挿入しても快楽はなかった。彼女と別れてほかの人を好きになったときも、性行為への欲求はなかった。そのとき思い切って調べて、ノンセクシュアルという言葉を知りました」
だが、山本さんは「自分はノンセクシュアルのなかでも特殊なタイプだ」と言う。
「僕は性行為に興味はなくても、性欲はある。毎日自慰もするし、一時期は風俗に通ったことも。といっても、女性は着衣のまま手でシてもらいました。
女性が服を脱いでも全然興奮しないんです。風俗に行ってわかったのは僕は女性の裸が無理だということ。
実は小さい頃、母親とお風呂に入ったときに『この体はなんだ?なんで男が持ってるモノがないんだ?』って思った記憶がはっきり残っているんですよ。正直、気持ち悪かった。それを思い出したんです」
恋愛はしたいけど……自分の“性”に悩んだ日々
「この体はなんだ?」って思った記憶がはっきり残っている
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