親との死別で婚活を決意した64歳男性。理想は20歳くらいの女性…ってマジ?
取材の際にも福岡での対面の取材を強く希望しており、若い女性にとてつもなく餓えていることは実感できた。申し訳なさを感じながら、コロナを理由にリモートでの取材を押し切った。
「お金に余裕がある時は、デリヘルを利用することもある。若くてかわいい女の子が来てくれるから。いろんな子にプロポーズしたことがあるけど、みんな僕がプロポーズすると、僕をNGにしちゃうんです。それが原因で出禁になってしまったお店もある。なぜ、女性が自分を相手にしてくれないのか分からない。もし誰かが僕とデートしてくれるなら、水族館に連れて行ってあげたい。夕飯にはおすすめのうどんを奢ってあげたい」
来年、定年退職の年齢を迎える浅田さん。65歳より先の未来をどう考えているのだろうか。
「今の仕事を退職になってしまったら、自由に使えるお金はもっと少なくなってしまう。だから、なんとか今年のうちに結婚したかったのに。コロナが蔓延したから、誰もデートをしていないんだと思います。職なしになった僕は結婚できないと思う。そんな未来のことなんて、考えたくない。このままずっと一人のままいるなら、死んでしまいたい」
寂しすぎる老人の独身生活。SNSでは毎日様々なアイドルやセクシー女優たちにリプライを送って、孤独さを紛らわせているという。リプライは返ってこないことがほとんどだという。
長い人生、今はいいかと思っていても、いつか浅田さんのように――結婚や恋愛が、急に恋しくなることもあるのかもしれない。1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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