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『ポケモンGO』が抱えるジムバトルの問題点。暴力事件はなぜ起こる?

ジムの数が少ない地域では大問題

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他色のジムにはいつでも攻撃を仕掛けられ、相手ポケモン6匹すべての「やる気」を0にすれば奪える

 近くにジムがあるのに取れないため、わざわざ遠くのジムに行かねばならないというのは大きなストレスでしょう。ジムの数が少ない地域では大問題と言えます。  運営するナイアンティックは、ジムで1日に得られるポケコインを最大50→30へと変更するテストを海外で行っていますが、“ジム管理人”にとってはポケコインよりも、自分の縄張りを守りたいといった意識のほうが強いように見受けられます。
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各ジムを訪れるともらえるバッジには経験値があり、ポケモンを置く、バトルするなどでランクが上がる

 また、複垢対策をもっと厳しくすべきとの声もありますが、実行に移しても抜け道は多そうです。このようなジムのトラブルによる事件が今後も続くようなら、取り合いのシステム自体を変更する必要も出てきます。『ポケモンGO』に適した、他プレイヤーとの摩擦が少ない新たなジムの攻防戦が求められているかもしれません。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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