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寄生獣か!大阪万博ロゴ「いのちの輝き」をパンやアクセサリーにした作品が続々と

食べられる「いのちの輝き」も

kentamatsunaga

画像は、松永健太さん(@kentamatsunaga)のTwitterより

 さらに食べられる「いのちの輝き」を発表したのは、パン職人&ベーシストという「二足のわらじ」で活動する松永健太さん(@kentamatsunaga)。得意のパン作りで再現したというから驚きだ。  松永さんはこの話題をTwitterで知り、「これならパンで再現できる」と余った生地で作ったという。 「Twitter見ている人を楽しませようと思って、話題がホットなうちに出そうと頑張りました! 焼くと生地が膨らんでしまうので、膨らむ事を計算に入れながら作るのが難しいのですが上手くいって良かったです」(松永さん)  確かに、絶妙なそれぞれの丸の大きさが見事に再現されている。松永さんはロゴ自体への想いをこう語る。 「このロゴは、無難にいかない感じが個人的にとても好感が持てました。僕も面白いことをやるのが好きなのでシンパシーを感じました」(同)

驚くべき職人技で再現した曲線美

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画像は、オダカマサキさん(@odonger2)のTwitterより

 最後に、驚くべき職人技を披露したのは、ダンボールアーティストのオダカマサキさん(@odonger2)だ。  じつはオダカマサキさんは「オダカマサキ ダンボール アートワークス」という書籍を出版しているほどの技術の持ち主だ。
オダカマサキ ダンボール アートワークス

画像は、『オダカマサキ ダンボール アートワークス』(新紀元社)の表紙。ドラゴンの細部のディテールまで圧巻の仕上がり

 今回の作品では、曲線だらけのロゴをダンボールで見事に再現している。しかしこの立体感はどのように出したのだろうか……? odonger2-02「体のベースはこの状態から、ダンボールを捏ねて造形しています。よけいな皺が入らないように、立体感を出していくのに1時間半くらいかかりました」(オダカマサキさん)  なんとその手法は、「湿らせて整形する」というもの。「ウェットフォールディング」という作り方で、スパチュラと指を使いながら最初は大きな丸みを作り、段々細かい形を作り込んでいくのだという。 「それぞれの目は二個のパーツを組み合わせ、影で立体感を増しました。黒目も作ったことがポイントですね」(オダカマサキさん)  ロゴについて、「一目見て気に入りました」というオダカマサキさん。 「僕のダンボールアートの作り方なら作れるかな? とチャレンジを決めました。2025年には、安心して万博に行ける世の中になっていると良いな、という願いも込めています」(オダカマサキさん)
 多くのクリエイターたちの心をつかんだ斬新なデザインの大阪・関西万博のロゴマーク。オダカマサキさんの言うように、2025年には密を気にせず万博を楽しめる未来がくることを願う。<取材・文/松本果歩>
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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