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ラサール石井やユーミン罵倒の大学講師、ネットにのさばる「プロ左派」たち

ラサール石井の「プロ左派」ぶりに苛立ち!?

ラサール石井オフィシャルブログ

ラサール石井オフィシャルブログより

 ラサール石井は、安倍首相が辞任を表明した8月28日、ツイッターで「望んでいたことだが、全く喜びも感慨もない。何とも言えぬ脱力感。記者会見はヌルく、まるで番記者と総理のお別れ会のよう。3年B組金八先生か」とツイートした。それに対し金子恵美は8月30日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で「まったくもって、政治家をやったことのないコメンテーターのコメント。一度でも選挙に出て、国家のために命を尽くそうという思いのある人間であったならば、健康を理由に辞めることがどんなに辛くて悔しいことか。選挙に出て、総理になってから言ってもらいたい」と批判した。
 この金子の発言に対し東国原英夫は「元国会議員として余りに稚拙で無思考な反論・批判」 とツイート。当のラサールは金子氏の発言を受け、「「お疲れ様」「お大事に」は他の場でちゃんと言ってますよ」とした上で、「「総理になってから言ってもらいたい」そしたら日本で総理を批判出来る人は20人弱ぐらいになりますが、それってもう「王制」では。てか金子さんもこれから野党党首を批判できなくなりますよ」と反論した。

 全くもってその通りだ。金子恵美の発言は幼稚すぎる。ただ金子恵美は、高見の見物で前向きなビジョンを示そうともせず批判だけを繰り返す、ラサール石井の「プロ左派」ぶりに苛立ちを覚え感情的に発言したのではないか。  ラサール石井はTwitterで「安倍はね、辞めさせなきゃならなかったんです。勝手に辞められたらダメなんですよ」と言うツイートを引用し「そうか。今のこのモヤモヤした気持ちはそこから来るのか」と発言。なんと暗くて 非生産的な思考だろう。そもそも「辞めさせる」とは何を指しているのだ?
「辞めさせる」方法は唯一選挙に勝つ事だ。選挙は定期的に公平に実施されている。毎回勝目など一切見えずに、無策のまま野党はチンチンにやられてるだけだ。そしてその状況が変わる兆しすら見えない。

ネットでイデオロギーを振り回す「プロ左派」たち

 私も含め日本の大抵の人が、ほとんど60年以上も続く自民党の一党優位政党制を良しとは思っていないはずだ。だから民主党政権が誕生したのだ。ならばしなければならない事は、権力批判ではなく、政権奪取可能の野党のあり方を考えることであるはずだ。  しかしそんな事はしない。そんなことをしても目立てないからだ。ネットで名前が踊ることに味をしめた過去のタレントは懸命に扇情的な発言を繰り返す。「ユーミンは荒井由実のまま夭折すべきだった」と語った文系学者も同じだ。それにしてもこの学者さん、これほど内面の社会的成長ができぬまま、飯が食えていることに驚く。なんと幸福な人だろうと思うと同時に、なんて不幸な人だろうと思う。  小泉今日子と指原莉乃では全く立場が違う。政治的発言などしようもない超売れっ子のテレビタレントに対し、もちろん普通の若者に対しても、政治的態度の表明を迫るなんてファシストだ。「賢く立ち回って、生き残るという考え方」が「100人に1人のエリートになりたい」ことだと言うのは飛躍しすぎだ。賢く生きることを否定するなんて綺麗事にもほどがある。  主張するイデオロギーと人間性が真逆だなんてことはよくある話だが、ラサール石井はその手のタイプなのではないか? ラサールなんて有名進学校の名前を、頭に取っ付けているセンスを見るととっても怪しい。  指原莉乃は、「賢く立ち回って」稼いだお金で台風の被災地に3000万円寄付した。立派だ。社会への関わり方など何百通りだってある。ネットでイデオロギーを振り回すだけなら楽でいい。つーかサッシーいくら貯金あるの? サッシーと結婚したい人?! はい!(←自分で質問&自分で挙手)。
1968年生まれ。構成作家。『電気グルーヴのオールナイトニッポン』をはじめ『ピエール瀧のしょんないTV』などを担当。週刊SPA!にて読者投稿コーナー『バカはサイレンで泣く』、KAMINOGEにて『自己投影観戦記~できれば強くなりたかった~』を連載中。ツイッター @mo_shiina
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