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10倍の値付けも。駄菓子屋玩具「ようかいけむり」が転売ヤーの餌食に

おばけけむりも高値転売の対象に

メルカリ

画像は、メルカリの検索結果。

 次に、おばけけむりを検索。こちらも高値転売が行われているようだ。  1束の商品が3000円で、売約済み。正規価格は500円である。
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画像はメルカリより。3000円で売約済み。

 どちらも今のところは概ね6~10倍ほどの高値がつけられているようだが、今後はさらに値段が高騰するだろうと筆者は考えている。Nintendo Switchのように「生産が間に合わないもの」ではなく「生産が終了するもの」だからだ。なお、この状況はヤフオクでも同様だ。

「生産終了」を狙う転売ヤー

 残念ながら、話題になっている商品の「ネット転売」が非常に効率的な金策であることは認めざるを得ない。転売が起こるということは、実店舗で商品を買い占める者も存在するということだ。平和な街の駄菓子屋に転売ヤーが押しかける光景を邪推してしまうが、「人気商品の生産終了」はこのような事態を発生させてしまう可能性があることを、メーカーは常に認識する必要がある。<文/澤田真一>
ノンフィクション作家、Webライター。1984年10月11日生。東南アジア経済情報、最新テクノロジー、ガジェット関連記事を各メディアで執筆。ブログ『たまには澤田もエンターテイナー
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