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倒産・リストラしそうな会社の予兆TOP8。300人に聞いた理由

失業者数が今の3倍に

「7月時点の完全失業者数は197万人ですが、休業者は220万人もいます。彼らが今後復帰できなければ失業者になります。  さらに、高給と業務内容が見合っていない“働かないおじさん”は、全国に400万人いるといわれ、彼らを抱えきれなくなった会社が倒産する可能性は高い。  理屈の上では、失業者数が今の3倍に跳ね上がっても不思議ではないんです」  最悪のシナリオを事前に予測して回避する手立てはあるのか。SPA!は、過去に勤務先の倒産やリストラを経験した300人を対象に、アンケートを実施(※詳細は下記参照)。Q1で64.3%の人が倒産を事前に察知できたと回答した。また、倒産理由(Q2)は多岐にわたるものの、その予兆は可視化されているものが多い。Q1の倒産を察知できなかった35.7%に入らないことが、サバイバルの第一歩になるのだ。

倒産やリストラを経験した300人アンケート

Q1 会社が倒産やリストラすることは事前に察知できましたか? YES 64.3%(193人) NO 35.7%(107人) Q2 会社が倒産やリストラにいたった理由は?(単一回答) ①顧客の減少 48人 ②社長の無駄遣い 45人 ③組織が旧態依然としていた 38人 ④新規プロジェクトへの投資の失敗 34人 ⑤ビジネスモデルが古い 30人 ⑥売掛金が回収できず連鎖倒産 27人 ⑦価格競争の波にのみ込まれた 24人 ⑧新しいコンテンツをつくり出せなかった 22人 ⑨その他 32人 調査期間は8/25~28、対象は過去に倒産および、早期退職などのリストラを実施した会社に勤めた経験のある30~55歳の正社員・契約社員300人(男女) [会社がヤバい!]を見抜く【加谷珪一氏】 経済評論家。日経BPを経て、野村證券グループの投資ファンド運用会社で投資業務を担当後、独立。経済、金融、ビジネス、ITなどの多分野に精通。 <取材・文/真島加代(清談社) アンケート作成/パイルアップ> ※週刊SPA!9月15日発売号の特集「[会社がヤバい!]を見抜く」より
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週刊SPA!9/22・29合併号(9/15発売)

表紙の人/ 日向坂46

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