恋愛・結婚

コロナ交際で同棲を始めた男女。家賃17万円の家に住むも…

同棲生活の最悪な結末

 そして、彼らの同棲生活は最悪の結末を迎える。 「9月の半ば、同棲を始めて4か月ほど経ったある週末。その土日はゴルフに行っていて、ずっと家を明けていたのですが……家に帰ると、彼女の荷物がすべてなくなっていました。なんと、彼女は土日の間に引っ越ししてしまっていたのです。もちろん僕には何も言わず」 荷造り こうして、鎌田さんの思い切った同棲生活は、悲惨な結果となって終わりを迎えてしまったという。残ったのは、高すぎる家賃の家と、二人用に買い替えた家電のボーナス払いのローンだけだ。 「引っ越しでだいぶお金を使ってしまって、今は貯蓄も寂しい状況です。家電や家具も大きなものを買ってしまったけど、このまま一人で暮らそうと思うには大きすぎる。  しかも、彼女はどこに引っ越してしまったのかも分からないままになってしまいました。マッチングアプリ出会いで、共通の知り合いもおらず、LINEを送っても未読のまま。ブロックされているのでしょうね。興信所をつけてまで探す気にもならず、今は仕方なく実家に帰る準備をしています。家電と家具はいらないので、フリマアプリに安く出品しています。ローンは残ってるけど……」  コロナだからこそ、と決めた思い切った選択。新型コロナとの暮らし方も、4月当初とは大きく変わっている。決断をコロナで左右しすぎるのも危険だということなのかもしれない。<取材・文/ミクニシオリ>
1992年生まれ・フリーライター。ファッション誌編集に携ったのち、2017年からライター・編集として独立。週刊誌やWEBメディアに恋愛考察記事を寄稿しながら、一般人取材も多く行うノンフィクションライター。ナイトワークや貧困に関する取材も多く行っている。自身のSNSでは恋愛・性愛に関するカウンセリングも行う。
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