熟女キャバ嬢のコロナで変わった恋愛観「出会いに対して貪欲じゃなくなった」
新型コロナの感染拡大やそれによる外出自粛要請などで、大きく変わりつつある人々の恋愛や結婚への価値観。夜の世界に生きる女性にとっても同様で、コロナ禍でこれまでの考えとはまるで変わった……という人もいる。
そこで、熟女キャバ嬢達に「コロナ禍の恋愛」について対談してもらった。
今回、集まってもらったのは関西の熟女キャバクラやラウンジに勤務するナナコさん(仮名・38歳)、マリさん(仮名・33歳)、リカさん(仮名・31歳)の3名。まず、開口一番「出会いに対して貪欲じゃなくなった」と話すナナコさん。
ナナコさん(以下、ナナコ):娘が中学生になって手がかからなくなったので、コロナ前はたまに男性と遊ぶこともありました。出会う場所はマッチングコンパサイトとか。いきなり1対1で会うのではなく、友人も入れて数人で飲んで気が合えば連絡先を交換して……という感じ。
でも、最近はいまいち飲み会に参加する気になれなくて。初対面の人と飲み会をして万が一、娘に感染してしまったら……と考えると怖いし。オンラインコンパも試したことあるんですが、家に子供がいない時間ってランチタイムしかないのでなかなか参加しづらくて。最近は出会いを求めることに、すでに諦めていますね(笑)。
マリさん(以下、マリ):ナナコさんの言う通り、私も知らない人と飲むこと自体リスキーだと思うようになりました。以前はバーとかで仲良くなった人と……というのもたまにあったのですが、今は全然飲みに行ってません。最近は知っている人のほうがいいなと思うようになって、常連のお客さんで良い人がいたらすぐにでも結婚したい(笑)。
やっぱり、知っている人のほうが安心できるし、地位のあるお客さんのほうが感染対策をしっかりしているイメージがありますね。同じ店の子でもお客さんとパパ活したりと、身近な人と手っ取り早く落ち着こうと考えるようになりましたね。
リカさん(以下、リカ):私はもう少し遊んでいたいのですが、最近交際して3年になる彼氏がコロナ禍で不安になったのか急に仕事にやる気を出して、正社員になったんです。それまで派遣社員として適当に働いていたのにビックリ。
それで自信がついたのか、最近は結婚をほのめかすようになってきたんです。「そろそろ落ち着こうか?」とか言われるんですが、私はコロナ禍で結婚への価値観がそこまで変わっていないんですよね。
「出会いに対して貪欲じゃなくなった」
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東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
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