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「カップスープの溶け残り」撲滅作戦

忙しい朝の味方、粉末状のカップスープ! だが、「作り方」の指示どおりにしっかり混ぜているつもりなのに、なぜか溶け残ってしまうのが悩みの種。一体、何が問題なのか……?  春夏秋冬、私にとっての「朝の友」と言えばクノールのカップスープ! 3・11直後も、コンビニから納豆が消えようがカップ麺が消えようが、クノールのポタージュ(←意外と在庫あった)さえあれば、屁でもなかったものである。  それほど愛しているカップスープなのだが、なぜかキチンと「溶かし尽くせた」ことがない……。外箱の「つくり方」いわく、「熱湯150mlを注ぎ、すぐに15秒ほどかき混ぜてください」。当方、15秒どころか30秒以上も、親の敵のようにぐりぐり混ぜているのだが、いつも底の方に「溶け残り」がわだかまってしまうのである。  というわけで、外箱の説明を疑うわけではないが、それ以外の「コツ」があればと、「クノール カップスープ」の発売元である、味の素のお客様相談センターに電話してみた。対応してくれた女性が「すぐにお調べしますのでしばらくお待ちください」と通話を保留にしてから、ものの数分もたたないうちに回答が出てきたことから察するに、同様の問い合わせが少なくないのだろう……。以下、その内容をご紹介しよう。 【1】カップの形状がポイントである。紙コップのように、底面と側面の角度が「カクッ」としているものは、溶け残りが生じやすい。なるべく丸い底のカップがお勧めである。 【2】カップにスプーンを差した状態で湯を注ぐと、均一に混ざることの妨げになる。カップに湯を注ぎ、しかるのちにスプーンを差し入れてかき混ぜるべし。 【3】熱湯を注ぐこともポイント。電気ポットから湯を注ぐ場合、注ぎ口のクダの部分にぬるい湯が溜まっており、湯の温度を下げてしまうことがある。カップに入れる前に、1、2プッシュ分の湯を捨てるとよい。 【4】冬場は、あらかじめカップを湯で温めるとよい。  お湯は常に熱湯を使うようにしていたが、「カップの形状」は盲点であった。さっそく、朝食時に2つのカップでトライ。

非推奨カップ

なんかわだかまってる・・・

推奨カップ

異常なしっ

 そんなわけで、もし私同様、マグカップの底にわだかまるカップスープの溶け残りにフラストレーションを感じている人がいれば、ぜひ「カップの形」を見直していただきたい。勉強になりました! 取材・文/琵琶子
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