ライフ

大阪の熟女キャバクラに20代キャストが増えたワケ。大阪・夜の街の現在

第1位 梅田、ミナミ、北新地……夜の街では梅田が1人勝ち?

梅田東通り

梅田東通り

 大阪の主な繁華街はJR大阪駅周辺の梅田エリア、高級クラブやラウンジが集まる北新地、キャバクラやスナックが集まるミナミの3つに別れている。「夜の街」と名指しされ休業要請が出されてしまったミナミはコロナでもっとも打撃を受けた……といえるだろう。
北新地

北新地

 また、芸能人や会社の接待で使われていた北新地も飲み会自粛によって閑古鳥状態。  一方、旅行客や若者があまり訪れない梅田は東通り商店街を中心に、特に客足に影響を受けた様子は見受けられない。クラスター報道がないという理由もあるが、1人で飲みに来るサラリーマンが多いことや年配客をターゲットにした熟女キャバクラが多くあることが大きな要因だろう。コロナによって影響を受けた大阪の夜の街は、筆者が見た限りでは梅田の1人勝ち状態ともいえる。

【番外編】鳥貴族マラソンに困惑?

 10月から開始された政府の飲食店支援策「Go To イート」キャンペーン。この仕組みを利用して、予約来店をして1品だけ注文してポイント付与を狙う「鳥貴族マラソン」なるものがツイッターを中心に話題となっている。  この「鳥貴族マラソン」に店舗側は「席予約をされて1品だけ注文されて帰られると他の客に影響が出る……」と困惑の声を上げている。中でも大阪ではキタ・ミナミエリアには店舗が集中しているため、特に影響を受けてしまっているようだ。この騒動を受けて、鳥貴族側はGo To Eat対象の条件を変更。10月7日から、準備が整った店舗から順次変更しているそうで、すぐに利用できなくなるだろう。  コロナの影響を大きく受けたミナミエリアを筆頭に、大阪の夜は大きく変化しつつある。寒さが本格的になる頃には一体、どのようになっているのだろうか。<取材・文/カワノアユミ>
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。現在はタイと日本を往復し、夜の街やタイに住む人を取材する海外短期滞在ライターとしても活動中。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。X(旧Twitter):@ayumikawano
1
2
おすすめ記事