恋愛・結婚

結婚相談所が増えているワケ。ニーズの増加に合わせて副業としての魅力も

セカンドキャリアで始める人も

結婚 結婚 こうした時代の流れと結婚相談所の需要増に伴い、結婚相談所の開業も増えている。 「私の所属するIBJに加盟している結婚相談所のデータになりますが、12月時点で2641社、前年より331社増えています。2008年頃から『就活』になぞらえて『婚活』という言葉が広まり、婚活関連ビジネスも増えてきました。中でも結婚相談所は1人からでもでき、仕入れや在庫がなく比較的参入がしやすいビジネスで、加えて近年の副業解禁の影響もあり本業と並行して始める方や、セカンドキャリアで開業される方も増えてきています」  ゴールドラッシュでつるはしを売ったものが最も儲かる……ではないが、結婚相談所の開業を支援する業者の利も大きい。 「IBJは結婚相談所の開業支援も行っています。開業支援を行うことによって、IBJの加盟店が増えればIBJの収益になりますが、加盟店が増えると婚活をする会員さんが増えることになるのでIBJの結婚相談所で婚活をされる方にとってはご縁のチャンスが拡がるメリットがあります」

結婚相談所の運営は集客がネック

 追い風が吹いているように見える結婚相談所の開業だが、誰でも順風満帆にいくビジネスというわけでは決してない。高いハードルになるのが集客だ。 「これは個人で開業している方も、企業として結婚相談所を運営しているところも同じなのですが、集客ができるかどうかが収入に直結するビジネスなので、継続した集客ができずに辞めてしまう方もいらっしゃいます。  特に私のように個人で運営している場合、いかにネットワークを広げたり活かせたりできるかどうかが重要になってきます。知人からの紹介をうまくつないでいらっしゃる方もいれば、ブログやSNS、YouTubeなどの動画ツールなどを活用されている方もいらっしゃいますね」  結婚相談所の主な収入源は、入会金、月会費、成婚料。結婚は生活必需品でもなければ義務でもないことから、「なにがなんでも結婚相談所に行かなくては」と誰もが思うわけでもなく、最初の一歩へのハードルは高い。さらに、結婚したいと思ってからすぐにできるものではなく、センシティブな内容ゆえ相談したいと思えるアドバイザーに出会えるかどうかもカギとなってくる。  会員のカウンセリングを行った上で、IBJ会員6万人の中からその人に合いそうな相手をマッチングするという加藤氏だが、やはり自分に合ったアドバイザーに相談することができるかどうかで、成婚率は変わってくるという。 「自分ひとりだけで結婚相手を探そうとすると、ひとりで悶々と考えるだけで行動が伴わず時間だけが過ぎてしまっていたり、女性の場合にはお相手の年収の高さ、学歴、雰囲気、男性は年齢の若さ、好みのルックスで選んだりしてしまいがちです。そうした条件も大切ですが、本当に自分に合う人を見つけるお手伝いをするために、お相手に求めることを詳細にヒアリングしてもらう。そして、お見合いや交際を通じて、結婚相手としてお相手が自分と合うのかを相談したり、アドバイスしてもらいつつ、成婚までのケアもしてもらうことが大切です。そうした深いことまで話すことができるアドバイザーと出会えれば、成婚の可能性は上がります」  加藤氏は現在開業から3年6か月が経過。 「ありがたいことに知人のご紹介や、成婚された会員様からのご紹介などを頂いております。どのような活動をしているのかを日々Facebook、SNSやブログで発信していることもあり、昔の友人が10年ぶりに連絡をくれて知人をご紹介頂くこともありますね。結婚相談所というものは『結婚したほうがいいよ!』とハードセールスするものではありません。結婚相談所での婚活もどうやって進めていくのかもまだまだよく知られていません。そのため、売り込んでいくというよりは、こんな風にやっているんだよ、という実態を広く発信することが大事だと思っています」  昔は近所の世話焼きおばさんがお見合いの面倒を見ていてくれたが、今や結婚について職場で話すこともタブーな企業がある時代。結婚相談所が果たす役割は、予想外に大きいようだ。〈取材・文/松本果歩〉 ●加藤具総氏 結婚相談所グラッツェプレーゴ代表恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA
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